“北朝鮮サッカーの未来”と呼ばれるハン・グァンソンがイタリア・セリエAの名門ユベントスと契約した。
ユベントスは9月3日、SNSを通じてハン・グァンソンと契約したことを公式発表した。 期間は2023年までの4年間だ。
ハン・グァンソンは2014年のU-16アジア選手権で4ゴールを決めて、北朝鮮の優勝の原動力になったストライカーだ。特にイ・スンウが率いていたU-16韓国代表との決勝戦では同点ゴールを決めて、逆転勝利の土台を作った。
翌年、カリアリでイタリア生活を始め、2017年4月2日のパレルモ戦で途中出場し、北朝鮮初の欧州ビッグリーグ・デビューを遂げた。同年4月9日のトリノ戦ではセリエA初ゴールも決めている。
以降、セリエBのペルージャで37試合11得点を記録。今季開幕前にカリアリに復帰したが、ユベントスが新たな所属先となった。
ユベントスはクリスティアーノ・ロナウドら世界的なアタッカーを多く抱えるクラブだ。現状ではハン・グァンソンが今すぐ立つ席はない。
事実、今回の契約はユベントスのトップチームとしたというよりも、まずは23歳以下のU-23チームと契約したという見方もできる。ハン・グァンソンはトップチームと頻繁に練習しながら、出場はU-23チームのほうで行うことになる見通しだ。
契約内容も正確にはユベントに1年間レンタルされた後、500万ユーロ(約5億8000万円)で正式移籍するというもの。彼の入団発表もユベントスのユースアカデミーのアカウントで発表された。
ユベントスU-23は今季、セリエCに参加する。満21歳のハン・グァンソンの立場としてはリーグレベルが以前より劣るところでプレーするわけだが、彼の成長の可否を見守るしかないだろう。
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