日本女子ツアーの“大型ルーキー”として活躍中の河本結が、生まれて初めて韓国の地を踏んだ。
日本女子ゴルフは現在、1998~1999年生まれの“黄金世代”に注目が集まっている。河本をはじめ、渋野日向子、勝みなみ、原英莉花、小祝さくら、淺井咲希の6人が注目されている。
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河本は3月の「アクサレディスゴルフトーナメントin MIYAZAKI」で、プロ初勝利を記録した。年間獲得賞金ランキングでも現在8位につけている。
そんな河本は、8月29日から4日間、江原道・春川ジェイドパレスGCで開催される韓国女子ツアーのメジャー大会「ハンファクラシック2019」(賞金総額14億ウォン=約1億4000万円)に出場するため、韓国に入国した。
チェ・ヘジン、キム・ジヒョンなど韓国を代表するスターはもちろん、ネリー・コルダ(アメリカ)、キム・ヒョージュ、イ・ミニョンなど、日米ツアーで活躍するスター選手が多数参加する大会だ。
大会前日の8月28日、ジェイドパレスGCで開かれた記者会見に参加した河本は、「4日間、生き残れるように努力する」と話した。
そして「レベルの高い大会に参加することができ、光栄だ。日本よりもコースが難しくなっている。そんなところがさらに期待される。韓国に来てみると、可愛くて(実力のある)競争者が多くて緊張する」と笑った。
日本女子ツアーでプレーするイ・ミニョンも記者会見に参加したのだが、「河本はルーキーながら自信にあふれ、堂々とした選手だ。個人的には、アメリカに行っても十分に通用する選手」と称賛した。さらに「ドローとフェードを自由自在に駆使して、飛距離も良い。ゴルフのレベルが非常に高い選手」と続けた。
河本は日本の“黄金世代”の活躍について「ジュニアのときから競争の構図ができていた。また(日本では)定期的に寅年のなかから良い選手が出てくるという言葉がある。そんな影響もあるのだろうか」と述べた。
河本は記者会見で、ライバル選手の記録や経歴について詳しく話し、取材陣の目を引いた。
イ・ミニョンのゴルフに対する見解を聞くと「現在、日本で年間トップ10回数が1位で、パーオン率も1位だ。ショットが非常に良く、フェアウェイを常にキープする選手。パットもとても上手」と述べた。
特に強力な優勝候補としてキム・ヒョージュを挙げながら、2012年の大会の話をした。河本は「優勝候補を挙げるのは難しいが、キム・ヒョージュは以前アマチュアながら日本のサントリーオープンを制覇したことがあって…」と笑った。
ゴルフの実力だけでなく、“記録博士”としても存在感を見せたことについて、「海外ツアーや男子ツアーにも常に関心を持っている。それらをよく見る。特に韓国人選手のレベルが高いことを感じながら、(映像などを)探している」と明かした。
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