彼女は「リンクの外で試合を見ることは、本当にぎこちなかった。ただ、試合中はわかっていながらも緊迫した状況で(頭のなかの)整理がつかないこともあったが、外から見ていると、さまざまな整理ができた。それなりに学びはあった」と語った。
最近、全国冬季体育大会とロシア国際大会でスキップを務めたキム・ギョンエは、「ウンジョン姉がノウハウを伝授してくれている」と満足した。
それに対してキム・ウンジョンは、「以前は(決定的なショットを担当する)スキップのプレッシャーがとても嫌だった。難しいショットが残ると、先にため息が出た。歳を取って経験が積もりながら、冷静に状況を受け入れるになった」とし、「私は悩みが多くて静的にショットをするが、ギョンエは自信を持ってショットをしていた」と褒め称えた。
戦術的な指示を多く出すスキップに慣れているだけに、外からでも「たくさん意見を伝えた」と明かした彼女は、「ギョンエが上手いのに口を閉じているから、そうした」と明るく笑った。
キム・ギョンエをはじめ、仲間たちはキム・ウンジョンの合流を楽しみにしている。心理的にも技術的にも彼女の復帰は、再び跳躍を夢見るチーム・キムの武器だ。
キム・ウンジョンは「これまでやってきたように平常心で、私たちはできるという気持ちで再チャレンジしたい」とし、「素晴らしい経験をしたが、そうではないチームのように、初心に戻って北京五輪に挑戦する」と強調した。
チーム・キムの名誉回復とオリンピック金メダルの獲得、そして親孝行者の“サンキュー”に平昌最高のスターだった母親の活躍をもう一度見せることが夢だ。キム・ウンジョンの選手人生の第2幕が開く。