韓国サッカー史上、初めてU-20ワールドカップ準優勝を成し遂げたU-20韓国代表のコーチングスタッフが、イ・ガンイン(バレンシア)を高く評価した。
イ・ガンインは、ポーランドで幕を下ろしたU-20ワールドカップで韓国の決勝進出を牽引し、大会期間中2ゴール4アシストを記録してゴールデンボール(大会MVP)を受賞した。
U-20韓国代表コン・オギュンコーチは6月20日、ソウルのサッカー会館で記者会見を行い、イ・ガンインと一緒に過ごしながら、彼の本当の姿を見ることができたと伝えた。
コンコーチは“日本の新星”と呼ばれる久保建英よりも、イ・ガンインが一枚上だと評価した。
コンコーチは「みんな頑張ってくれたが、思った以上に良かったと感じた選手はイ・ガンインだ。これまで直接、この目で見たことがなかった」とし、「以前に日本の久保のプレーを直接見たが、当時は久保が本当にすごいと思った。しかし今大会を通じて、イ・ガンインが久保よりももっと長所が多いと思った。想像以上に良いパフォーマンスを見せてくれた」と褒め称えた。
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この日の記者会見では、チョン・ジョンヨン監督がイ・ガンインの合流過程の裏話を伝えたりもした。
チョン監督は最終エントリー発表を控え、バレンシアを直接訪れてイ・ガンインの代表チーム合流を説得した。その過程でチョン監督はイ・ガンインと直接会い、彼の真心を感じたとい。
チョン監督は「スペインのバレンシアを訪問した後、時間的な余裕がなくてガンインと家族に空港で会った。ガンインには切実さがあった。絶対にプレーしたいと言った」と明かした。
また「大会開幕4週間前に招集するとき、フィジカル的に求めるものを成し遂げるために、いち早く準備してほしいと伝えた。本人も体を作ることを望んだ。そのシステムでフィジカルを作ったので、競技力が良かった」と評価した。
チョン監督は、イ・ガンインに対する期待を示した。
彼は「指導者の立場から見れば、イ・ガンインが持っているスキルについてはいうことがない。成長段階なので、フィジカル面や瞬発力は多少の発展が必要だ。それらを発展させることができれば、思った以上のことをもっと見せられるはずだ」と期待した。
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