“土曜の深夜”のU-20W杯決勝に韓国が大興奮!! 視聴率50%超え? 経済効果まで期待

2019年06月15日 サッカー #U-20W杯
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“プライムタイムの決勝戦”に韓国が盛り上がりを見せている。

サッカーU-20韓国代表がポーランドで行われているU-20ワールドカップの決勝に進出したことで、サッカーファンはもちろん、一般国民までもが大きな関心を寄せている。

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特に1983年の同大会(当時の大会名はFIFAワールドユース選手権)で“4強神話”を達成したことから、当時を記憶するオールドファンまで熱狂している。

何よりもキックオフ時間がプライムタイムという点が雰囲気を盛り上げる。

U-20韓国代表は今大会、夜10時30分行われたグループリーグ第1戦のポルトガル戦(0-1敗)を除くと、夜明けの試合が多かった。16強の日韓戦が6月5日深夜0時30分に行われて注目を集めたが、平日だった。準々決勝や準決勝をはじめ、他の4試合はいずれも午前3時30分に行われた。

だが決勝戦は違う。試合が行われる3月16日深夜1時(韓国時間=日本時間)は、土曜日から日曜日に移る時間だ。若者を中心に、気軽に夜を過ごすことができる時間帯といえる。世界一を目指す“若い韓国代表”を応援するのに、最適な時間帯だ。

2018年ロシアW杯、韓国対スウェーデンで“路上応援”するソウル市民

地上波3社が同時生中継を行うため、視聴率にも注目が集まる。

去る6月12日未明に行われた準決勝エクアドル戦の視聴率は、3社合計11.01%もあった。その時間帯の普段の視聴率が1%にもならないことを踏まえると、大幅な増加といえる。それでも午後3時という時間が視聴率のさらなる上昇に制約を与えたという点は、否定できない。

それだけにウクライナとの決勝戦の視聴率は、少なくとも数倍は上昇するというのがテレビ業界の見通しだ。平日夜11時にキックオフした昨年のロシアW杯ドイツ戦の場合、3社合計の視聴率は41.6%に達した。今回は50%をはるかに超えるという分析まで出ている。

デリバリー業界も予想外の特需に期待している。

デリバリーアプリ「ヨギヨ」の分析結果によると、今回の決勝戦と同じように、土曜日の深夜から日曜日に移る時間帯に行われたロシアW杯メキシコ戦では、通常よりも全体の食品注文が27%増加したという。

グループリーグの試合とは違い、今回は優勝チームを決める決勝戦だ。当然、デリバリー業界の特需も増加すると予想される。チキンやピザなどの定番メニューは、通常の週末より2~3倍の売上増が期待されている。

ビールも飛ぶように売れている。コンビニ「Eマート24」によれば、U-20ワールドカップとAマッチ2連戦が行われた5月25日から6月11日までは、ビールの売上高が前年同期比46.8%も増加したという。韓国代表の試合がある日は、増加幅は60%をはるかに超えた。

“路上応援”も続々と用意されている。大邱(テグ)、仁川(インチョン)、光州(クァンジュ)、大田(テジョン)、蔚山(ウルサン)など広域市は、大型スタジアムや市内中心部にスクリーンを設置し、市民が決勝戦を一緒に観戦できるように準備した。

U-20韓国代表を率いるチョン・ジョンヨン監督の故郷である大邱は、今年建てられ、市の新たな名物になっているDGB大邱銀行パークを開放する。蔚山も4万3000人を収容可能な文殊サッカー競技場のドアを開ける。

天安(チョンアン)、清洲(チョンジュ)、忠州(チュンチュ)、江陵(カンヌン)などの中小都市も、団体応援のための場所を用意することを決めた。

静かに出国したU-20韓国代表が韓国全土に、センセーションを起こしている。しかも低迷する韓国経済の活性化にまで貢献している。6月15日の深夜、韓国が白く燃え上がる。

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