またしてもストライカーとしての真価を示したファン・ウィジョがゴールゲッターとしての心情を伝えた。
ファン・ウィジョは6月7日、釜山アシアード競技場で行われたオーストラリア代表との親善試合で後半30分に決勝ゴールを決め、韓国代表を1-0の勝利に導いた。ファン・ウィジョにとっては、1月のアジアカップ・グループリーグ中国戦以来となるAマッチ5試合ぶりのゴールだ。
この日、韓国代表は後半中盤まで攻撃が思うように運ばなかった。オーストラリア戦で3バック戦術を試した韓国は、攻撃で印象的な場面をなかなか作れなかった。
結局、ベント監督は後半22分、それまでソン・フンミンとツートップを形成していたファン・ヒチャンをベンチに下げてファン・ウィジョを投入。ファン・ウィジョは投入されたばかりでなく、鋭い動きで決勝ゴールを作り出した。
(参考記事:【インタビュー】ガンバ大阪の韓国人トリオが語る「韓国人が多い? それだけ責任が重い」)
DFのキム・ミンジェが試みたロングパスを受けた左サイドのホン・チョルが、アーリークロス気味にゴールに向かって低く速くパスした。ホン・チョルの左足を離れたボールは、オーストラリアの選手の体に当たったが、流れには大きな変化はなかった。ファン・ウィジョはゴール前に走り込み、右足でボールの方向を変え、オーストラリアのゴールネットを揺らした。
ストライカーとして一撃必殺の能力を発揮した得点場面だった。
ファン・ウィジョは試合直後、ミックストゾーンでのインタビューで、「フォーメーションを変えて試合に臨み、厳しい試合になった。結果的には無失点で試合を終え、我々はゴールを決めて勝利することができた」と感想を伝えた。
ファン・ウィジョは「交代する前からホン・チョル先輩からクロスを入れるという話があった。クロスがよくてゴールを決めることができた」と明らかにした。
ファン・ウィジョは、交替投入の前にベント監督から多くの動きを要求されたという点も強調した。
「監督が攻撃的な話をたくさんしてくれた。サイドに抜けるときは抜けて、相手のセンターバックのラインが後方に引き下がるようにたくさん動いてくれと言った。 結果的には良かったと思う」
ファン・ウィジョはベント・コリア発足後、6ゴールを記録し、代表チームの救世主としての立場を固めている。ゴールゲッターらしく、どんな試合でもゴールを渇望するのは当然だという考えだ。
「すべての試合に得点できていないが、(ゴールしたいという)気持ちはいつもある。チャンスが出たときに集中すれば得点できるだろう」と、言葉が力強かった。
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