「声援がこんなに大きな公演は初めてだった」
“フィギュアの女王”ことキム・ヨナが銀盤に戻ってきた。
キム・ヨナは6月6日、ソウル・オリンピック公園体操競技場で開かれたアイスショー『All That Skate 2019』に出演した。
初めて公開されたガーラプログラム「Dark Eyes」と「イシュー」を通じて、これまで見せてこなかった新しい魅力を誇った。ロシア民謡『Dark Eyes』に合わせて、切ないながらも荘厳な雰囲気を演出。ポップな要素が強い「イシュー」では、軽快で若々しく会場を沸かせた。出演者全員が一緒に行ったオープニング「ムーブメント」とフィナーレ「シンシンシン」でも、キム・ヨナはステージの主人公だった。
(参考記事:韓国紙が撮った羽生結弦と宇野昌磨。その美しき瞬間を振り返る【PHOTO】)
この日、キム・ヨナとともに公演を企画するために、世界トップクラスのスケーターたちが韓国を訪れた。“ジャンプの怪物”ネイサン・チェンや、平昌(ピョンチャン)冬季五輪銀メダリストであり、今年の四大陸選手権大会優勝者である宇野昌磨が代表的だ。
「観客がたくさん声援してくれてびっくりしました」というのが、公演を終えた2人の共通の反応だった。
ネイサン・チェンは「こんなに大きなスタジアムのほとんどが観客で埋め尽くされた。こんなに多くの観客の前で公演するのも初めてだった 初めてリンクに入ってスポットライトを浴びたとき、興奮するしかなかった。僕がスケートをどれだけ愛しているかを、もう一度感じられた時間だった。すごく楽しかった」と語った。
実は、チェンは韓国に辛い記憶を持っている。2018年平昌冬季五輪の男子フィギュアスケートの有力な金メダル候補だったが、ショートプログラムでミスを連発し最悪の不振を見せてしまった。
「平昌の苦い思い出がある曲を再び選んだ理由があるのか」という質問に、チェンは「選ばない理由がなかった」と答えたあとで言っている。
「平昌ではしっかり演技はできなかったが、今でも僕が好きなプログラムだ。今後もこの気持ちは変わらないと思う。引き続き披露する予定だ」と述べた
宇野昌磨は今回の公演が韓国で参加する初のアイスショーだった。
「海外公演に多く参加してきたが、反応がこれほど良い公演は初めてだった。本当に気分が良かった」とし、 「オープニングからフィナーレまで完成度の高い舞台だった。 その中で達成感を得たのが僕の中では新鮮な経験だった」と感想を述べた。
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