女王の帰還だった。
“フィギュアの女王”キム・ヨナ(28)が銀盤に戻ってきた。キム・ヨナは6月6日、ソウルのオリンピック体操競技場で開かれたアイスショー「All That Skate 2019」に出演した。
【写真】本当にキム・ヨナ!? “フィギュア女王”の色香漂う優雅な姿
初めて公開されたエキシビションプログラム 「Dark Eyes」と「Issues(イシュー)」を通じて、これまで見せてこなかった新しい魅力を誇った。
ロシア民謡『Dark Eyes』に合わせて、切ないながらも荘厳な雰囲気を演出。ポップな要素が強い「イシュー」では、軽快で若々しく会場を沸かせた。出演者全員が一緒に行ったオープニング「ムーブメント」とフィナーレ「シンシンシン」でも、キム・ヨナはステージの主人公だった。
最初の公演が終わった後、キム・ヨナは「氷の上に立つまでは大丈夫だったのに、いざ立つと緊張した」とし、「観客のみなさんに声援をいただき、楽しむことができた」と笑った。
以下、キム・ヨナとの一問一答。
―公演終えた感想は?
無事に初公演が終わって幸いだ。一緒に合わせなければならない部分が多かったので、みんな苦労した。観客のみなさんが声援を送ってくれて、楽しめた。
―久しぶりに多くの観客の前に立った。
とても久しぶりに体操競技場で公演することになった。氷の上に立つ前はまったく緊張しなかったのに、いざ立ってみると、準備したパフォーマンスをきちんとお見せしなければならないという考えから緊張した。それでも観衆の声援で本当に楽しめた。他の選手たち、特にエキサイティングな音楽でパフォーマンスを見せた選手たちも、同じようなことを言っていた。
―約3カ月にわたって、体を作ったと聞いた。
どうしても空白期間が長かった。今回の公演は、私が以前行ったように2つのプログラムを披露した。ただでさえ両方ともテンポが速い音楽だった。きちんと消化できるように、体を仕上げることに多くの時間を使った。うまく表現できたかわからないが、最善を尽くした。
―ジャンプを試さなかった理由はあるのか。
いろんな方が気にされている。スケートを休んでいる間、ジャンプをしてこなかった。空白期間が長くなると、また飛ぶための時間がかかる。ジャンプについて考えてもみたが、試合ではないのでパフォーマンスとして1、2回飛んだとしても、大きく変わることはないと思った。ジャンプがなくても、十分にプログラムをよく見せできるという気がした。
―選手たちの登場や退場の構成が独特だった。
全体的に演出家2人が構成した。以前までを選手それぞれがプログラムを披露する構成だとしたら、今回は最初から最後までひとつにつながっているような順序を組む作業をした。後輩選手たちを紹介するのも同じだ。ストーリーをつなげていく部分に多くの神経を使った。
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