予想した通りだ。ロサンゼルス・ドジャースのリュ・ヒョンジンがナショナルリーグ5月の「月間最優秀投手」を受賞した。
5月に各部門で最高の成績を残したリュ・ヒョンジンは、1998年7月のパク・チャンホ以来、韓国人メジャーリーガーとしては21年ぶりに同賞を受賞した。
メジャーリーグ事務局は6月4日(日本時間)、公式ホームページを通じて各リーグの月間最優秀選手や投手、新人の受賞者を発表した。それらの賞は、全米野球記者協会に所属した記者たちの投票を通じて決定される。
輝かしい5月だった。リュ・ヒョンジンは5月、6試合45.2イニングを消化して5勝0敗、失点はわずか3点。メジャーリーグで1カ月間、最も高い防御率0.59をマークし、36奪三振を記録した。与四球もわずか3で、被本塁打はなんと「0」だ。5月2日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦の2回から、同26日のピッツバーグ・パイレーツ戦の1回まで、32連続イニング無失点も達成している。
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5月の間、勝利数と防御率、WHIP(投球回あたり与四球・被安打数合計)で、リーグトップを記録した。これによってリュ・ヒョンジンは5月13日に週間最優秀選手に選ばれ、メジャーリーグ事務局が選定する最高選手賞を受賞した。
21年前に月間最優秀投手を受賞したパク・チャンホは、ドジャースで活躍していた1998年7月、6試合42.2イニングを消化して4勝0敗、防御率1.05の成績で韓国人メジャーリーガーとして初めて同賞を受賞している。
アメリカ現地では、「驚くべきことではない」という反応だ。
ロサンゼルス・ドジャース専門放送局『スポーツネットLA』は、公式ツイッターで「驚くべきことではない。リュ・ヒョンジンはナショナルリーグの月間最優秀投手に選定された」と発表した。「驚くべきことではない」とは、リュ・ヒョンジンが月間最優秀投手に選ばれたことに、異議を提起する余地がまったくないという意味だ。
『スポーツネットLA』だけでなく、他の現地メディアもリュ・ヒョンジンが月間最優秀投手に選定されたことを知らせながら、5月に残した圧倒的なパフォーマンスに再注目した。
最高の月を過ごしたリュ・ヒョンジンは来る6月5日、アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦を皮切りに、6月の登板に乗り出す。
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