韓国女子五輪代表に性的暴行容疑の元コーチ、その悲惨な末路とは

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韓国女子ショートトラックの看板選手であるシム・ソクヒを、3年余りにわたって性的暴行した容疑を受けているチョ・ジェボム元韓国代表コーチが裁判に引き渡された。

これにより常習暴行容疑で実刑を受けたチョ元コーチは、性的暴行の容疑でも処罰される見込みだ。

水原地検女性児童犯罪調査部(パク・ヒョンジュ部長検事)は6月3日、児童・青少年の性保護に関する法律違反などの容疑で、チョ元コーチを起訴した。

チョ元コーチは、シム・ソクヒが高校2年生だった2014年8月から2017年12月まで、鎮川(チンチョン)選手村や韓国体育大学校スケートリンクなど7カ所で計30回にわたってシム・ソクヒに性的暴行や強制わいせつを行った容疑を受けている。

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検察は、1997年生まれのシム・ソクヒの年齢を考慮すると、チョ元コーチの容疑のなかで2016年以前のものは、児童・青少年の性保護に関する法律違反に該当すると説明した。同法は、強姦などの致傷容疑犯罪者に対して無期懲役または7年以上の懲役に処するように規定している。

チョ元コーチはシム・ソクヒが成人(満19歳)になった後も、2018年の平昌五輪開幕直前まで暴行を続けていた。チョ・元コーチは警察に続き、検察でも関連容疑について否認している。

シム・ソクヒ

しかし検察は、シム・ソクヒの陳述が具体的で一貫しており、シム・ソクヒが性的暴行を受けた日付や場所、そのときの感情などを書いておいたメモ帳を提出したことを根拠に、チョ元コーチの容疑を立証できると見た。

また、押収したチョ元コーチの携帯電話から性的暴行に関連するシム・ソクヒとの会話を交わした内容が発見されており、起訴できると判断した。

検察関係者は「シム選手が告訴状で主張した被害30件に対して、すべて起訴することを決定した。チョ元コーチは、被害者を10年以上教えてきた指導者としての立場を利用して、犯行に及んだ」と述べた。

検察は、チョ元コーチから指導を受けた他の選手たちにも調査したが、被害者はいないものと把握されたと伝えた。

一方、チョ元コーチはこれとは別に、シム・ソクヒを常習的に暴行して怪我をさせた容疑で裁判に渡され、今年初めの控訴審で懲役1年6カ月を宣告された。刑は確定しており、現在服役中だ。

シム・ソクヒはその事件の控訴審が進行中だった昨年12月中旬、傷害事件とは別にチョ元コーチから性的暴行を受けてきたという内容が盛り込まれた告訴状を警察に提出した。

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