ソン・フンミンが自らのサッカー人生を振り返り、スペインでの必勝を誓った。
UEFAチャンピオンズリーグ決勝戦を中継する『BTスポーツ』は5月31日(以下日本時間)、トッテナムを代表する主人公のインタビューとしてソン・フンミンを選んだ。
まず最初に出た質問は、2018年のジャカルタ・アジア大会に関連したものだった。
「優勝できなければ2年間軍隊に行かなければならなかった。プレッシャーが人並み以上だったのでは」という質問に、ソン・フンミンは「運が良かった。たしかに一風変わった重圧感ではあったが、僕にとっても韓国にとっても重要な優勝だった」と当時を振り返った。
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父親との特別な関係についても明言した。
ソン・フンミンの父親ソン・ウンジョンは、トレーニングからコンディション管理までソン・フンミンの一挙手一投足を助け管理する個人コーチに他ならなかった。
「父は厳しいコーチだったのか」という質問が出ると、ソン・フンミンは「今でも同じだ」と言って笑った。
「いつも頑張らなければならず、プロフェッショナルな姿を見せなければならないと常に言われている。幼い頃のハードな練習でなかったら、今の僕はこの場にいなかっただろう」と感謝の気持ちを伝えることも忘れなかった。
ジャグリング・トレーニングが代表的な例だ。
ボール地面に落ちないようにひたらす蹴り上げる練習だが、一度始めれば4時間続けることもあったという。
「2時間もしていると地面がローラーコースターに乗っているように落ちたり上がったりしているように見えた。ボールはひとつだが、3つぐらいあるかのように見えた。子供の頃は本当に大変だったが、今振り返ってみると僕がボールコントロールを失った原因は何かとチェックできる練習だった。意味があった」
ソン・フンミンのこうしたポジティブな考え方は、チャンピオンズリーグ決勝戦まで続く。ソン・フンミンは「肯定的なのが僕たちのチームのキャラクターだ。90分以降も得点をしてみたことがあるので、いつでも勝てるという信頼がある。リバプールも同じだろうが、僕たちもリバプールに勝つことができる。決勝戦では最高の姿を見せなければならない。ただ優勝したいだけだ」と力強く語った。
トッテナムはスペイン・マドリードのワンダ・メトロポリターノでリバプールと“ビッグイヤー”をかけて決戦戦を戦う。トッテナムの選手たちは5月30日に専用機を乗ってマドリード入りしており、最終調整を行っている。
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