韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)が独自のランキングシステム「Kランキング」を構築した。
Kランキングは選手記録の客観性を確保し、優秀選手を発掘することを目的に作られた。KLPGAカン・チュンジャ副会長は、「韓国女子ツアーだけのポイント制度を新設したことに大きな意味がある。今後Kランキングがアジアのゴルフランキングの基準になることを願う」と述べた。
104週間(2年間)の成績をもとに、最近13週間の成績で加算点をつける方法で集計するKランキングは、1部ツアーだけでなく、ドリームツアー(2部)とジャンプツアー(3部)に参加したすべての選手(正会員、準会員、アマチュア、外国人など)が対象だ。
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ランキングを導き出すためには、まず各大会に参加する選手たちのKランキング(350位以内)で計算した「参加選手レーティング」と、各ツアーに参加した前年度の賞金ランキング上位選手の順位を点数化した「ツアーレーティング」を合算し、大会指数を算出する。
その大会指数をもとに、各大会当たり何人の選手が順位別ポイントを獲得することができるかどうかを算定し、その等数に応じてポイントを付与して104週間の合算点数を参加大会数で割り、最終的なランキングポイントを導出する。
ただし大会指数は、1部ツアーのメジャー大会に限って1位のポイントを通常の大会よりも高い「100点」に設定する。
既存の「獲得賞金ランキング」と「大賞ポイント」は、そのシーズンの成績で順位を決める。それに対してKランキングは、104週間の連続性を持っており、参加した大会数がポイントに反映されるため、安定した大会参加と累積成績に基づき、特定の選手がアマチュア時代から正会員として活躍するまでの流れを分析することができる。
またKランキングは、外国人選手も対象となるので、海外選手の韓国ツアー参加を促すことができると期待されている。
現在、Kランキング1位はチェ・ヘジンで、2位イ・ジョンウン6、3位ペ・ソンウとなっている。Kランキングは、最近13週間の韓国女子ツアーの成績に大きな比重を置くだけに、1位チェ・ヘジンと、アメリカに進出したイ・ジョンウン6や日本に渡ったペ・ソンウとのポイント差はさらに広がると予想される。韓国で活動する4位オ・ジヒョンと5位イ・ソヨンがトップ3に入る可能性も高い。
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