リバプールの優勢が予想される。
チャンピオンズリーグ決勝で11年ぶりに、プレミアリーグ勢の対決が実現する。5月8日、リバプールがバルセロナを下して劇的な決勝進出を決めたことに続き、翌9日にはトッテナムがアヤックスを相手にドラマのような勝利を演出してファイナルに進出した。
両チームは来る6月2日、スペインのマドリードで行われる決勝戦で対決する。
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プレミアリーグのクラブがCL決勝で最後に対戦したのは、2007-2008シーズンだ。当時、マンチェスター・ユナイテッドがチェルシーと対戦し、PK戦の末に優勝を果たした。以降はプレミア勢がチャンピオンズリーグで頭角を現わさなかった。
2011-2012シーズンにチェルシーが優勝したが、最近6シーズン連続でタイトルを逃している。2012~2017年に行われたチャンピオンズリーグでは、決勝進出さえなかった。昨シーズンはリバプールが決勝に上がったものの、レアル・マドリードに敗れて準優勝に終わった。
今季は“ビッグ・イヤー”が7年ぶりにイングランドに戻る。主人公が誰になるかは、まだわからない。
ひとまずブックメーカーたちは、リバプールの優勝を予想している。ほとんどのブックメーカーがリバプール勝利の可能性を、トッテナムの2倍ほど高く予想している。
BET365はリバプールの勝利を2.00倍、引き分けを3.50倍、トッテナムの勝利を3.60倍とした。同じ金額を賭けた際に、リバプールが勝てば2.00倍の金額を受け取り、トッテナムが勝てば3.60倍を受け取るという意味だ。つまり、リバプールが勝つ確率がはるかに高いという意味でもある。
そのほかBETFAIRは、リバプールの勝利を2.04倍、引き分けを3.65倍、トッテナムの勝利を4.00倍とした。Unibetもリバプールの勝利を1.95倍、引き分けを3.65倍、トッテナムの勝利を3.85倍と予想している。ほぼすべてのブックメーカーがリバプール優勢と見ているわけだ。
ただそれは当然かもしれない。リバプールは今季プレミアリーグの対戦で、トッテナムにすべて勝利している。ホームとアウェーのいずれも2-1で勝利した。
さらに、リーグ順位にも差がある。リバプールは優勝を争うチームであり、トッテナムは来季チャンピオンズリーグ進出(4位)が目標だ。客観的な戦力でリバプールが優勢であることを否定することはできない。
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