マネージメント関係者は「ブラックカラーの帽子に、ホワイトカラーで企業ロゴや名前が刻まれていれば目立つ効果がある。ただ、企業ロゴや会社名、象徴色などを活用するには白の帽子が一番いい」と説明した。
例えば、オレンジが象徴色であるハンファ・グループや、赤と青と黄で作られたCJグループのロゴなどは白い帽子に付着してこそ目を引く。
選手に巨額を投資しているスポンサー企業としては、ロゴがよく見えることを望む。選手たちがファンサイン会や記者会見など公式の席上でもロゴが刻まれた帽子を着用するのも同じ理由だ。
選手たちが目の保護のために着用するサングラスを帽子の上に載せるときでも、できるだけスポンサーのロゴが隠れないよう配慮するのも“看板”を優先しなければならないという認識からだ。
KGAの関係者は、「帽子のベースの色が白なら、ロゴで表現できる色が多岐にわたる。スポンサー会社のロゴを際立たせるため、いくつかの企業は帽子と衣装の色をラウンドごとに指定してくれる会社もあるほどだ」と話した。
選手の便宜性という点でも、白い帽子を好んで使う理由がある。
韓国プロゴルフツアー(KPGA)で活躍中のキム・テフンは、「白の帽子がコーディネートしやすい。ベルトとスパイクを白にすると、シャツやパンツにどんな色を使っても白い帽子が似合ってくる」と説明した。
他の色の帽子を着用するためには、別途製作しなければならない不便さもある。たまに、ネイビーやグレー系列の帽子を見ることができるが、スポンサー会社のロゴを刻まなければならないため、市販用の帽子とは別途制作しなければならない手間もあるというが、はたして。