特にF組2位の大邱FC(勝ち点6)は、ACL初出場であるにも関わらず、グループリーグの初戦、2戦目と相次いで勝利を収め、異変の主人公になった。グループリーグ第2節では中国スーパーリーグの強豪である広州恒大を3-1で完破し、スポットライトを浴びた。
しかし大邱が属したF組の場合、メルボルンが早くから最下位に落ち、日中韓のクラブが首位の座をめぐって早くも激しい競争を開始している状況だ。
E組3位の慶南FC(勝ち点2)は、今季ACL出場のKリーグ勢の中で唯一、まだ勝ち星がないが、試合内容では相手にまったく歯が立たなかったというわけではないので、残りの試合で逆転を期待できると評価されている。
グループリーグの終盤になるほど、大邱FCと慶南FCは厳しい勝負を続けるしかない。企業クラブの全北現代と蔚山現代に比べると、選手層が薄いために4~5月の厳しい試合日程は、時間が経つにつれて主力メンバーらの疲労度を高めることになるかもしれない。
稼動可能な人材資源の中で効率的なローテーションを進めることが、16強進出のカギになるだろう。