リュ・ヒョンジン(ロサンゼルス・ドジャース)が自身のメジャーリーグ(MLB)100回目の登板で、韓国人メジャーリーガー初の開幕3連勝に挑戦したが、2回途中に負傷でマウンドを降りた。
リュ・ヒョンジンは4月9日(日本時間)、米ミズーリ州ブッシュ・スタジアムで行われたセントルイス・カージナルスとの遠征試合に先発登板した。1回裏、マーセル・オズナに同点ツーランホームランを浴びた。
ドジャースは1回表、1死1、3塁からコディ・ベリンジャーコーのタイムリーと、1死1塁でA.J.ポロックの2塁打で2点を先制。しかしホームラン1本で同点に追いつかれた。リュ・ヒョンジンの最高球速は148キロだった。
1回裏、カージナルスの先頭打者マット・カーペンターをファーストゴロで打ち取ったリュ・ヒョンジンは、続くポール・ゴールドシュミットを四球で出塁させた。3番ホセ・マルティネスはチェンジアップでショートゴロとしたが、コーリー・シーガーの2塁送球が低く併殺にはできなかった。
そしてマーセル・オズナへの直球が高めに入り、ツーランホームランを許した。後続は抑えたが、ドジャースは同点に追いつかれた。
リュ・ヒョンジンは2回裏、ハリソン・ベイダーをショートゴロ、コルテン・ウォンを三振に切って取った。しかし投手マイルズ・マイコラスを相手にチェンジアップを1球投げたところで、突然ベンチにサインを送った。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督までマウンドに上がり、相談した後、リュ・ヒョンジンは降板した。1.2イニングで34球を投げ、2失点、被安打2、1四球だった。
リュ・ヒョンジンの突然の降板により、ドジャースはディラン・フローロを急いでマウンドに送った。試合はカージナルスが4-3で制し、ドジャースの6連勝はならなかった。
ドジャース側は「リュ・ヒョンジンが股ぐらの負傷で降板になった」と伝えた。昨年5月3日、アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦途中で負った怪我と同じような部位だ。