コ・ジンヨンがメジャー初制覇!! 恒例の“池ダイブ”を「祖父に見せたかった」

2019年04月08日 ゴルフ #米国女子ツアー
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「水がとても冷たかった。祖父が見ていたら、おそらくおいおい泣いていただろう」

生涯初のメジャー制覇を成し遂げたコ・ジンヨンが、5年間夢見てきた“池の女王”になった。コ・ジンヨンは4月8日(日本時間)、米カリフォルニア州ミッションヒルズCCで行われた「ANAインスピレーション」の最終日を5バーディー、3ボギーの「70」で回り、通算10アンダーで、生涯初のメジャー大会優勝の栄誉を抱いた。

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「ポピーズポンド(Poppie's Pond)」と呼ばれる池を背に18番ホール(パー5)のバーディーパットを決めた瞬間、両手で顔をおおって感激した。その池は、ANAインスピレーション勝者がキャディーや家族と一緒に飛び込む優勝セレモニーで知られる。

同大会を制した韓国人選手は、コ・ジンヨンが5人目。2004年のパク・チウンが韓国人選手として初めて“池の女王”に輝き、2012年のユ・ソンヨン、2013年のパク・インビ、2017年のユ・ソヨンがANAインスピレーション優勝を経験した。

(写真提供=LPGA)伝統の優勝セレモニーを行うコ・ジンヨン

大会の歴史としては、23回目だ。1988年、当時「クラフト・ナビスコ選手権」と呼ばれたこの大会で優勝したエイミー・オルコット(殿堂入り選手)は、池に飛び込むセレモニーを行った。当時エイミー・オルコットは、「私たちは瞬間的に入水することを決めた。その瞬間は今後もずっと記憶されるだろう」と笑った。彼女は1991年に2度目の優勝を果たしたときも、再び入水セレモニーを行った。

その後、1994年にドナ・アンドリュースが池に飛び込んだことで、優勝者による独特のセレモニーに定着した。世界ランキング1位のパク・ソンヒョンも「ポピーズポンドに飛び込むセレモニーは勝者だけでなく、一緒に苦労したキャディーや家族、同僚たちが一緒に栄光を享受することができるほぼ唯一の経験といえる。すべての選手が勝ちたいタイトル」と述べた。

(写真提供=LPGA)優勝を決めた瞬間のコ・ジンヨン

以前はただのウォーターハザードのひとつだったが、1994年から2008年まで同大会の事務局長を務めたテリー・ウィルコックスがANAインスピレーションだけの伝統を作った功労を認められ、「ポピーズポンド」という名前がついた。数年間、池のリフォームを介して入水した人が怪我をしないようにし、プールほどの水質を保っているという。水深は5.5フィート(約167cm)ほどだ。

祖父への感謝

コ・ジンヨンは、こう話した

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