元柏レイソルのキム・ボギョンと、パク・チュヨン。両ベテランがチームの無敗を率いる

2019年04月02日 サッカー #Kリーグ
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現在、韓国Kリーグで無敗街道を突き進むFCソウルと蔚山現代が激突する。両チームを率いるベテラン2人、パク・チュヨン(33)とキム・ボギョン(29)の対決が注目を集めている。

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FCソウルは昨シーズン、初めて下位グループ(リーグ7位以下)に属し、Kリーグ2の上位チームと「入れ替え戦出場決定プレーオフ」を経験する屈辱を味わった。チームの中心だったパク・チュヨンの活躍も見えなかった。

しかしチェ・ヨンス監督が就任したことで、パク・チュヨンもFCソウルもがらりと変わった。紆余曲折を経験したが、チェ監督の指導のもとKリーグ1に残留し、すべての予想を覆して今シーズンは躍動を見せている。

まだ4試合だが、3勝1分でリーグ1位。4試合無失点の安定感を見せており、“ソウルの力”を誇示している。

その中心にはパク・チュヨンがいる。パク・チュヨンは、空中戦はもちろん、フリーキックやコーナーキックまで担い、チームの中心となっている。まだ得点こそないが、献身的なプレーでチームメイトの良さを引き出しているのだ。

チーム内では大ベテランといえるが、ピッチでは誰よりも一歩先を走る。そんな彼の姿は、チームに少なからぬ影響を与えている。Aマッチが行われていた期間には、後輩たちに食事をおごったりしながら、苦労をねぎらった。パク・チュヨンは「(食事代が)もったいないとは思わない。そんな文化がチームに肯定的な雰囲気を作るだろう」と述べた。

パク・チュヨン(左)とキム・ボギョン

一方、蔚山現代のキム・ボギョンも、チームを前線で引っ張っている。14年ぶりの優勝を目指す蔚山現代も、2勝2分(リーグ3位)の負けなしだ。今シーズンから蔚山のユニホームを着たキム・ボギョンは、イングランドや日本を渡り歩いたベテラン中のベテラン。韓国代表経験も豊富だ。

蔚山現代で主にサイドMFで出場しているキム・ボギョンは、中央への進出と連携プレーに長けた自分の能力を存分に発揮している。呼吸を合わせるキム・テファン、新人のパク・チョンインはもちろん、外国人選手ネガオ(Junior Negao)との相性も、問題がないように見える。

3月29日に行われた済州ユナイテッドとのリーグ第4節の試合では、チームの2-1の勝利を牽引した。パク・チョンイン、キム・テファンとともに2列目でプレーしたキム・ボギョンは後半8分、左足シュートで決勝ゴールを決めた。2試合連続のゴールだ。

キム・ボギョンが記録した2得点は、チームのストライカーであるネガオと同じ数字。サイドMFで試合に出場していながら、ストライカー並みの得点力を誇っている。キム・ボギョンの活躍で、蔚山現代はシーズン無敗を続けている。

Kリーグで負けなしの両チームを率いるベテラン、パク・チュヨンとキム・ボギョン。どちらが先に笑うのか、見守りたい。FCソウルと蔚山現代は、本日4月2日19時30分(日本時間)に激突する。

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