“3月のミッション”をクリアした韓国サッカーが、2つのワールドカップに向けて力強く前進する。
韓国サッカーは2019年、スタートに失敗した。59年ぶりとなるアジアカップ優勝を目指したが、8強脱落という屈辱を味わって、夢は水泡に帰した。それでも3月に入って、与えられた2つの仮題を完璧に解決しながら、新しいターニングポイントを作った。
まずベント監督率いる韓国代表がアジアカップの不振を払拭し、ボリビア(1-0)とコロンビア(2-1勝)を相手に連勝を飾った。昨年9月から続いてきた韓国国内Aマッチの“観戦チケット売り切れ”記録を6試合に伸ばし、韓国サッカーの熱気を保った。
3月のAマッチ期間、カンボジアではU-23韓国代表が9大会連続となるオリンピック出場に向けて、最初の関門を突破した。
キム・ハクボム監督が率いるU-23韓国代表は3月22~26日、東京五輪1次予選を兼ねたU-23アジア選手権予選で2勝1分を記録し、H組1位に。来年1月にタイで開催される東京五輪アジア地域最終予選を兼ねたU-23アジア選手権の出場権を獲得した。
グループリーグで2連勝を収めたU-23韓国代表は3月26日、難敵オーストラリアと対戦し、2失点とリードを奪われるが、最終的に2-2で引き分けてグループ1位となった。
3月を成功裏に終えた韓国サッカーは今、世界への挑戦に照準を合わせている。
まず5月には、チョン・ジョンヨン監督率いるU-20韓国代表がポーランドで開かれるU-20ワールドカップに出場する。イ・ガンイン(バレンシア)やチョン・ウヨン(バイエルン)など欧州組が参加すると予想され、すでに注目が集まっている。
U-20韓国代表は最近、スペイン合宿でウズベキスタン、フランスと親善試合を行った。ワールドカップ8強進出を1次目標とするU-20韓国代表は、グループリーグでポルトガル、南アフリカ、アルゼンチンと激突する。
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6月にフランスで開催される女子ワールドカップを控えている韓国女子代表も、着々と準備を進めている。ユン・ドクヨ監督が率いる女子代表は4月6日と9日、アイスランドと親善試合を行い、本格的なワールドカップモードに入る。そして4月22日には合宿地であるスウェーデンに出発し、6月1日にはスウェーデンと最終強化試合を行う。
韓国女子代表はワールドカップ本大会で開催国フランスをはじめ、ナイジェリア、ノルウェーと同じグループに入った。いずれも強豪であるため、グループリーグを突破を目標としている。
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