Jリーグの鹿島アントラーズがACL準決勝・第1戦のホームゲームで勝利したが、GKクォン・スンテの足蹴りや頭突きには、眉をひそめざるを得なかった。
鹿島は10月3日、水原とのACL第1戦で3-2の劇的な逆転勝ちを収めた。
ホームで貴重な勝利を収めたが、鹿島の立場としては笑ってはいられない。
事態は前半44分に発生した。2-1でリードしていた水原は引き続き攻撃し、ヨム・ギフンが放ったシュートを鹿島のGKクォン・スンテが阻止した。
クォン・スンテの前にこぼれたボールを、水原のイム・サンヒョプがゴールに押し込もうと詰めたが、この過程でクォン・スンテとイム・サンヒョプが衝突。クォン・スンテはイム・サンヒョプの足を蹴った後さらに頭もぶつけ、イム・サンヒョプはその場に倒れた。
この一連の出来事に両チームの選手たちは興奮し、水原の選手は審判に激しい抗議をした。退場の判定を受けても返す言葉がない状況だったが、審判はクォン・スンテにイエローカードを出し、乱闘寸前だった騒ぎは一段落した。
なお、クォン・スンテは2006年から2016年まで全北現代でプレーしており、昨シーズンから鹿島に移籍した。