韓国の“土下座スケーター”が再び銀盤に立つ…平昌五輪から8カ月ぶりの表舞台へ

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平昌(ピョンチャン)五輪の“いじめ騒動”で大きな傷を負ったスピードスケートのキム・ボルムが、再び銀盤に立つ。

キム・ボルムは、大韓氷上競技連盟が10月2日発表した2018スピードスケート公認記録会の選手リストに含まれ、去る2月の平昌五輪以来、約8カ月ぶりに公式レースに出場する。出場種目はまだ決まっていないが、10月11日の女子3000mと同12日の女子1500mに出場する可能性が高い。

キム・ボルムは平昌五輪でパク・ジウ、ノ・ソンヨンと女子団体パシュートに出場したが、大きな非難を受けた。

準々決勝の最終周回で、キム・ボルムとパク・ジウがノ・ソンヨンを置き去りにして決勝ラインを通過したことで“いじめ騒動”が浮上したのだ。レース後、それをあざ笑うかのような態度でインタビューに応じたことで、さらに集中的な非難を浴びた。キム・ボルムはその後、メイン種目である女子マススタートで銀メダルを獲得する快挙を成し遂げたが、歓呼することもなく、観客席に向かってひざまずいて謝罪した。
平昌五輪・女子マススタートで銀メダルを獲得したものの謝罪するキム・ボルム
それでも韓国国内の世論は変化しなかった。キム・ボルムは平昌五輪後、精神科治療を受けたりもした。

一方でキム・ボルムの“いじめ騒動”は、韓国文化体育観光部が監査した結果、まったく事実でないと断定された。文化体育観光部は去る5月、大韓氷上競技連盟特定監査を通じて試合の映像分析や専門家の意見を総合した上で、キム・ボルムとパク・ジウが最終周回で意図的に加速していないと結論を下した。ただ、走行順など作戦を立てる過程で指導者と選手間の意思疎通が円滑でなかった点は認めた。

今回のスピードスケート公認記録会には、平昌五輪メダルリストのチャ・ミンギュ(男子500m銀メダル)、キム・テユン(男子1000m銅メダル)、チョン・ジェウォン(男子団体パシュート銀メダル)などが出場して技量を競う。イ・スンフン(男子マススタート金メダル、男子団体パシュート銀メダル)やイ・サンファ(女子500m銀メダル)、キム・ミンソク(男子団体パシュート銀メダル、1500m銅メダル)は参加しない。

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