いつも“スロースターター”だったチュ・シンスは、昨シーズン前半、打率0.293、18本塁打、52連続出塁と大活躍したが、シーズン後半はホームラン3本にとどまった。打撃力向上につながったレッグキックの試行錯誤を通じて、新シーズンの飛躍を目指す。あとヒット4本を追加すれば通算1500安打、本塁打11本を加えれば通算200本塁打を達成するだけに、目標も明確だろう。
契約最後の年となるオ・スンファンも、アメリカ生活の有終の美を目指す。昨シーズンの平均球速148キロと、未だに全盛期の球威を維持している彼は、オフシーズン、自分自身との戦いに集中した。最近のオープン戦3試合連続で無失点と、好投した。
現地ではスプリングキャンプ前後で、我先にとワールドシリーズ優勝チームの予想に乗り出した。
有名ブックメーカー「ベットオンライン」は、ワールドシリーズ優勝の一番手にニューヨーク・ヤンキースを挙げた。CC・サバシアとJ.A.ハップ、ザック・ブリットンと再契約したヤンキースは、アダム・オッタビーノまで迎え入れてブルペンを強化した。
米野球専門誌『ベースボール・アメリカ』の調査に参加した8人の専門家のうち3人は、ロサンゼルス・ドジャースが1988年以来、31年ぶりにワールドシリーズを制覇すると予想した。ヒューストン・アストロズとヤンキースを挙げた専門家がそれぞれ2人、残りの1人はボストン・レッドソックスの2連覇を予想した。
『MLB.com』は統計予測システムを通じて、今シーズンの1試合当たり失点部門で、30球団のうちドジャースを最小値(3.87点)と予想した。カーショーとリッチ・ヒル、リュ・ヒョンジンら既存の先発陣だけでなく、ウォーカー・ビューラーの成長、ジョー・ケリーの合流によって最高の投手陣という評価を下し、ワールドシリーズ優勝候補であることを強調した。