【韓国女子ゴルファー図鑑】ママさん、NZ代表、新人王…帰ってくる美女ゴルファーたちの誓い

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大型ルーキーの登場と既存強者の活躍でし烈な競争が予想されるKLPGAツアー2019年シーズンに、嬉しい顔ぶれが帰ってくる。

1部ツアーをしばらく離れていたホ・ユンギョン、キム・ダナ、キム・ジヒだ。

彼女たちは最近、KLPGAとのインタビューを通じて、新しいシーズンの覚悟を明らかにした。

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ホ・ユンギョン「責任感がさらに大きくなった。目標は当然優勝」

出産で昨年ツアー活動を休んでいたホ・ユンギョンの復帰宣言は、ゴルフファンを驚かせる。2010年から1部ツアーで活動した彼女は、2013年に初優勝を収めた後、翌シーズンには2勝をあげ、通算3勝を記録している。

今季は“オムマ(ママ、母)ゴルファー”としてKLPGAに帰ってくるが、その支えとなっているのは家族の応援だ。

海外でのトレーニングはできなかったが、体力トレーニング中心の効率的な練習をしたという。今年の冬が暖かかったため、韓国国内のゴルフ場でラウンドを重ねながら実戦感覚も磨いた。ホ・ユンギョンは語る。

「体力は前より落ちましたが、ボールがよく当たって驚いた。スイングの軌道も良くて方向性も良い。スイングスピードさえさらに伸ばせば、良い成績も期待できそうです」

ホ・ユンギョンは今季、新しいスポンサーとも出会った。

「ハナ金融グループのキム・ジョンテ会長から、“韓国にママさんゴルファーが少ないため、積極的に後援したい”という申し出がありました。“子供をもっと生んで長く活動する選手になってほしい”と励まされました」

ツアー活動をしている間、息子は義理の母が主に面倒を見てくれるという。

ツアー復帰前と変わったのは責任感だ。ホ・ユンギョンは語る。

「子どもとあまり会えないことも覚悟してツアー生活をすると心に決めただけに、もっと頑張らなければならないという気持ちと責任感が大きくなりました。本当に一生懸命して良い姿をお見せしたい。スポーツ選手はとにかく優勝を目標にする。毎大会優勝を目標に試合に臨みます」

(写真提供=KLPGA)左からホ・ユンギョン、キム・ダナ、キム・ジヒ

キム・ダナ「失った飛距離を再び取り戻した」

ニュージーランド代表出身でアマチュア時代から関心を集めたキム・ダナは、2013年「錦湖(クムホ)タイヤ女子オープン」でツアーデビュー4年目にして優勝カップを手にした。

しかしその後はなかなか優勝回数を追加することができず、振るわなかった。

2015年賞金ランク61位、2016年賞金ランク73位を記録し、シード戦を通じて辛うじて1部ツアーでの活動を続けてきた。

2017年のシード戦は、キム・ダナにとって痛恨の記憶だ。同大会で91位という不振な成績しか残せず、翌年はドリームツアー(2部ツアー)へ舞台を移した。

ドリームツアーでは常にトップ10入りしたが、優勝を手にしたのは第12戦目。2018年ドリームツアー賞金ランキング16位となり、今季1部ツアーに復帰することになった。

キム・ダナは、かろうじて1部ツアーに復帰しただけに、冬季トレーニングに力を注いだ。キム・ダナは語る。

「韓国は肌寒い天気なので、東南アジアのように暑い所より日本の長崎が良いと判断しました。もともと起伏がないことが自分の長所と思ってきましたが、(最近の成績不振で)次第に自分のスタイルを失いつつあるような気がして、自信を持って打つことに集中しました」

そんな練習で得た成果は何か。キム・ダナは続けた。

「2013年に優勝した後、少しずつドライバー飛距離が縮まり、15ヤードほど短くなってしまいました。冬季訓練を通じて今はあのときの距離を取り戻すことができたようです」

ドリームツアーで活動した昨年については、「1部ツアーのシードを失ってから本当に大変でした。ゴルフをやめようと考えたこともありました。今考えてみれば、苦しい時期でしたが成熟することもできた、意味ある一年でした。1年間考える時間を持ち、練習時間も増やし、自分に対する信頼が生まれまた」と振り返る。

以前の自分と比べて、最も大きく変わったのは「余裕」だという。

「1部ツアーで優勝した後も欲張ってしまい、何度もスイングに変化を与えて何かを変えようとしすぎました。成績が出なくなると焦りを感じ、疲れてしまったものですが、今は自分自身を信じられる余裕ができました」

キム・ジヒ「優勝すれば泣いてしまいそうです」

2012年新人王のキム・ジヒは優勝こそないが、2015年まで賞金ランク30位圏台を地道に維持し、有望選手となった。

しかし、2016年から急激に成績が下がった。シード戦でも振るわず、昨年はドリームツアーで活動した。

だが、今年は違う。アメリカのパームスプリングでハードな冬季練習を行った。1週間に2~3回、1時間ずつ行ってきた体力トレーニングを毎日2時間、欠かずこなしてきたという。

パーオン率を高めるため、アイアンショットの練習にまい進し、効果もあった。キム・ジヒはツアー5年目の時から成績が急激に下がったことに関して、当時の心境をこう告白している。

「ゴルフへの興味を失ってしまった時期でした。幼い時からゴルフばかりしてきたため、自分が何を望んでいるのか、今何をしているのかということを、より深く考え込んでしまって。そのおかげでスランプが訪れてしまったようでした」

厳しい時間を乗り越えてゴルフに再び興味を持つようになったのは、「ドリームツアーで活動した1年がきっかけでした」という。

「ドリームツアーを初めて経験しましたが、本当に楽しかった。最初は1部ツアーからやってきたので、もっと頑張らなきゃというプレッシャーが大きかったのですが、実際に試合をしてみたらドリームツアーの選手たちの実力が相当高かったのです」

1年間で最も大きな収穫は「ゴルフに対する心構え」だという。

「個人的な時間ができたら、どのように時間を分けて活用すべきか、どうすれば楽しくゴルフができるか、おのずと悟ることができたんです。お陰でゴルフが再び面白くなりました。昨年の成績はあまり良いほうではありませんでしたが、楽しくプレーしたので自分に80点を与えたい」

新シーズンの活躍を誓った3人の復帰組。2019年は彼女たちからも目が離せない。

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