韓国代表の3月のAマッチに、18歳のイ・ガンイン(バレンシア)が招集される可能性が高まっている。
韓国サッカー協会は3月5日、国際サッカー連盟(FIFA)U-20W杯に備えて実施するU-20韓国代表の3月スペイン合宿メンバーを発表した。
23人の名簿には、最近ドイツ・ブンデスリーガでデビューしたチョン・ウヨン(バイエルン・ミュンヘン)が含まれていた。韓国サッカー協会は、チョン・ウヨンの招集要求の公文書を送り、招集するかどうかをめぐってバイエルンと協議中だ。
一方でチョン・ウヨンとともに関心を集めるイ・ガンインは、U-20代表メンバーに名前が挙がらなかった。
最近、スペインの舞台に適応してきたイ・ガンインは、3月のU-20韓国代表かA代表に選出されると予想されていた。U-20代表チョン・ジョンヨン監督とA代表パウロ・ベント監督は、イ・ガンインの招集について意見交換したこともわかっている。
今回U-20代表に入らなかったことで、イ・ガンインがA代表に抜擢される可能性が高まった。実際に韓国サッカー協会は最近、バレンシアに3月のAマッチ2連戦に備えた公文書を送った。
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直近のアジアカップまで、イ・ガンインのA代表入りの可能性は高くなかった。しかしスペイン国王杯をはじめ、ラ・リーガとヨーロッパリーグで成功裏にデビューを果たし、イ・ガンインは今では堂々とバレンシアの1軍メンバーに成長した。
ただAマッチ招集のための公文書をクラブに送ったからといって、必ずしも代表チームに招集されるとは限らない。韓国サッカー協会は招集を控えて毎回、エントリーよりも多くの選手を招集するための公文書をクラブに伝えている。最終エントリーに入った選手がけがなどで除外されることもあり、予備エントリーも必要だからだ。
欧州組を直接観察して、3月6日に帰国するベント監督は、イ・ガンインを招集するかどうかをすぐにでも決定する方針だ。ベント監督は先月スペインを訪問し、イ・ガンインと面談を交わしてAマッチ抜擢の可能性を示していた。
3月のAマッチ2連戦に臨む韓国代表メンバーは、3月11日に発表される。
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