「こんなに早く優勝できるとは思わなかった」
米国女子ツアー「HSBC女子チャンピオンズ」で逆転優勝したパク・ソンヒョン(25)が、うれしそうな表情で語った。大会3日目まで7アンダーの8位タイだったパク・ソンヒョンは3月3日(日本時間)の大会最終日、9バーディー、1ボギーの「64」でプレーし、通算15アンダーで今季初優勝を飾った。
昨年8月の「インディ女子インテック選手権 Presented by グッゲンハイム」以来、6カ月ぶりに優勝トロフィーを掲げ、米国女子ツアー通算6勝目を手にした。優勝賞金22万5000ドル(約2520万円)を獲得し、累積賞金は400万ドル(約4億4791万円)を突破した。
パク・ソンヒョンは授賞式で「こんなに早く優勝できるとは思わなかった。とても気持ちがいい」と話し、「いつもシーズン序盤は苦労するのに、良いスタートになった。今後の試合をとてもリラックスできるようだ」と笑った。
最終日のパク・ソンヒョンは、前半から積極的なショットを見せた。1~3番ホールで3連続バーディーに成功すると、6~7番ホールでも連続バーディーを記録。8番ホールこそボギーとなったが、瞬く間に4打減らしながら、ミンジー・リー(オーストラリア)に続く2位タイにつけた。
大会初日から3日目までバックナインに苦戦していたパク・ソンヒョンだが、最終日は違った。10番ホール(パー4)のバーディーに続き、13番ホール(パー5)のバーディーでトップに並んだ。その後ミンジー・リーがボギーでスコアを落とすと、単独首位に浮上。14番と16番でバーディーを追加し、優勝を決めた。
前日まで首位を走っていたアリヤ・ジュタヌガン(タイ)は、2つのダブルボギーで、通算8アンダー、8位タイに終わった。
韓国女子ゴルファーは今季、米国女子ツアー序盤の5つの大会で、早くも3勝を記録している。1月の開幕戦「ダイヤモンドリゾート トーナメントofチャンピオンズ」をチ・ウンヒが、2月の「ホンダ LPGAタイランド」をエイミー・ヤンが制しており、今回パク・ソンヒョンが優勝したことで、さらに勢いが増しそうだ。
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