ACL鹿島戦控えた水原三星が6試合ぶりの得点も、監督代行が「まだ心配」と語ったワケ

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ようやくだ。水原三星ブルーウィングスがビッグマッチを控え、うんざりしていた“無得点ジンクス”から脱した。 

水原は9月29日、水原ワールドカップ競技場で行われたKリーグ1第31節・蔚山現代とのアウェイ戦で2-2で引き分けた。

リーグ戦6試合連続で勝利を挙げられていないが(2分け4敗)、この日の試合ではようやく得点を挙げられたのが大きな慰めだった。

水原は、9月に入って深刻なゴール不足に悩まされていた。

9月2日に行われた第26節・大邱FCとのアウェイ戦(2-4敗)で、後半アディショナルタイムにヨム・ギフンが挙げた得点から5試合の間ゴールがなかった。

リーグ戦では4試合(360分)無得点。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝セカンドレグ(120分)は、延長戦までもつれ込んだが無得点で試合を終えた。

結局、大邱FC戦から6試合目の蔚山現代戦で、0-2でリードされていた後半37分にエルヴィス・サリッチがゴールを決め、長かった無得点記録が途切れた。ヨム・ギフンのゴールから562分後の得点だ。
水原三星のエルヴィス・サリッチ
得点のタイミングは良い。水原は10月3日にJリーグの鹿島アントラーズとACL準決勝ファーストレグで対戦する。

この試合でどのような結果を残すかが、決勝進出に向けた最大の変数になり得る。アジアトップの座の奪還に向けた一戦を控えて得点力が復活したのは追い風となる。 

ただ、残念な点もなくはない。

蔚山現代戦では、後半にMFのエルヴィス・サリッチが一人で2ゴールを決めた。アタッカーのデヤン・ダミヤノヴィッチ、ハン・ウィグォン、イム・サンヒョプなどがゴールを決められなかった点は不安要素だ。

イ・ビョングン監督代行が蔚山現代戦の直後、「鹿島戦が重要だ。最近、得点が少ない点が心配だ。解決策を探さなければならない。さらに研究して努力しなければならないようだ」と2ゴールに満足を示さなかったのもそのためだ。

水原は鹿島遠征に向けて9月30日に日本へ発ち、ACL準決勝ファーストレグに向けた初めてのトレーニングを消化した。

現地適応に突入した水原が、3日間のトレーニングを通じて、決定力を引き上げることができるか関心が集まる。

(構成=李 仁守)

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