ACLの出場クラブ決定。シャビ、フェライニ、本田圭佑など“スター選手”がズラリ

2019年02月21日 サッカー #ACL
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アジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ出場32クラブが決定した。

2月19日にACLプレーオフが一斉に行われたが、大きな変数はなかった。蔚山現代(韓国)、山東魯能(中国)、鹿島アントラーズ(日本)が3点差以上の圧勝でACL出場を決めた。サンフレッチェ広島は、タイのチェンライ・ユナイテッドを相手にPK戦までいく接戦となったが、最終的に勝利した。

西地区で行われた4試合のうち、2試合でアウェーが勝利した。それでも8チームはいずれも似たような戦力で、異変があったとはいえない。

プレーオフを突破した蔚山現代のグループHは、“死の組”といえそうだ。オーストラリアのシドニーFC、日本の川崎フロンターレ、中国の上海上港が名を連ねた。その3チームはいずれも昨シーズン、リーグ優勝を果たしたチームだ。シドニーFCの戦力が最も劣るとされているが、オーストラリア遠征は負担になる。

韓国の大邱FCは、広州恒大(中国)、メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)、サンフレッチェ広島(日本)と同じF組。初のACL出場となる大邱FCにとって、プレーオフを突破したサンフレッチェ広島は嫌な相手だろう。

【関連】ACL初出場の慶南FCと大邱FC、まったく異なる“準備過程”に注目

慶南FC(韓国)は、山東魯能(中国)、鹿島アントラーズ(日本)、ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)と同じグループE。チーム力が劣るジョホール・ダルル・タクジムがどのくらいの実力を見せるかで、グループEの決勝トーナメント進出の行方が決まりそうだ。

全北現代(韓国)はプレーオフの影響はなく、浦和レッズ(日本)、北京国安(中国)、ブリーラム・ユナイテッド(タイ)と同じグループGに入っている。

出場クラブが決まり、ACLに出場する“スター選手”への関心も高まっている。

山東魯能(中国)のマルアン・フェライニ(左)と、アル・サッド(カタール)のシャビ

中東発の“オイルマネー”に続き、中国発の“大陸マネー”がここ数年、スター選手の獲得を主導しており、ACLにも有名選手が増えた。もちろん選手の評判が競技力を決めるわけではない。昨年もしっかりとした自国選手と実力のある外国人選手で団結した、鹿島アントラーズとペルセポリスFCが決勝に上がった。

それでもスター選手の存在が全世界のサッカーファンの注目をアジアに向ける、強力な切り札であることは否めない。

まず東地区では、莫大な資金力を見せる中国のクラブがスター選手を主に保有している。山東魯能は元イタリア代表のグラツィアーノ・ペッレと、マンチェスター・ユナイテッドから迎え入れたマルアン・フェライニを有している。

北京国安では、ブラジル代表のレナト・アウグストが攻撃陣を導く。守備にはキム・ミンジェもいる。上海上港は昨年ACLで活躍したフッキとオスカル、エウケソンが健在だ。またメルボルン・ビクトリーには、元日本代表の本田圭佑がいる。

日本のクラブは川崎フロンターレのレアンドロ・ダミアンを除くと、スターといえる選手がほとんどいない。知名度よりも実力を追求したクラブがACLに出場するからだろう。

西地区の外国人選手も派手だ。

アル・サッド(カタール)には、元スペイン代表のシャビが所属している。昨年はベスト4で惜しくも脱落したが、雪辱に燃えている。イタリア代表セバスティアン・ジョヴィンコはアル・ヒラル(サウジアラビア)でACLデビューを準備している。

カタールへの移籍で驚かせた日本代表の中島翔哉は、アル・ドゥハイルのユニホームを着てアジア制覇に乗り出す。

プレーオフで脱落する屈辱を経験したスター選手もいる。アル・ナスルSC(アラブ首長国連邦)のアルバロ・ネグレドと、アル・ガラファ(カタール)のヴェスレイ・スナイデルだ。いずれも所属チームがプレーオフで敗退し、ACL出場を逃した。

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