バイエルン・ミュンヘンのチョン・ウヨン(19)は、韓国代表の招集を待っている。
チョン・ウヨンは2月20日、英リバプールのアンフィールドで行われた2018-2019欧州サッカー連盟(UEFA)チャンピオンズリーグ16強第1戦、リバプール戦に欠場した。
リバプールへの遠征に同行して試合前にウォーミングアップもしたが、先発や交代リストに名前が入ることはなかった。チョン・ウヨンは、チームの0-0の引き分けを現場で見守った。
試合後のミックスゾーンで会ったチョン・ウヨンは、「試合に出られなかったことは残念」」としながらも、「でもこんな大きな試合についてこられたことも良い経験だと思う。次はプレーできるように、努力したい」と明るい表情で話した。
チャンピオンズリーグのトーナメントラウンドで、プレミアリーグのビッグクラブであるリバプール戦を間接的に経験しただけでも、大きな体験になるという考えだ。
チョン・ウヨンは試合前、体をほぐしながらリバプールの選手たちを詳しく観察する姿を見せていた。リバプールにはモハメド・サラーをはじめ、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノなど、世界的なプレイヤーが所属している。
チョン・ウヨンはバイエルンで実力のある選手たちと過ごしているが、リバプールの選手たちはまた違った憧れの対象だろう。チョン・ウヨンは「リバプールにも優れた選手が多い。どんなところが違うのか、観察していた」と述べた。
チョン・ウヨンは昨年11月、チャンピオンズリーグのベンフィカ戦に途中出場して以来、1軍の試合に出ていない。その代わり、2軍のスケジュールを消化している。チョン・ウヨンは「2軍のスケジュールがあり、1軍に出られなかった面もある」と、現状を説明した。
【インタビュー】19歳のチョン・ウヨンをFCバイエルン・ミュンヘンが育てる理由
チョン・ウヨンは3月の韓国代表Aマッチに招集される候補として、名前が挙がっている。韓国代表パウロ・ベント監督をはじめとするコーチングスタッフが、ヨーロッパ全域に渡って欧州組を観察しているのだ。
もちろん、バイエルンに所属するチョン・ウヨンの選抜も考慮に値するだろう。5月にはU-20ワールドカップもある。チョン・ウヨンにとっては、いずれも重要な舞台になる。
チョン・ウヨンは「代表チームに行けるように常に努力しなければならない。呼んでもらえれば、自分も競争することになるので、より良いことだと思う。一生懸命プレーする必要がある」と、意欲を示した。
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