Kリーグの開幕(3月1日)が10日後に迫ってきた。ファンの期待も高まりつつある今、Kリーグの2019シーズンからの変更点を紹介しよう。
◇月、火、水、金、土、日
2019シーズンからは木曜日を除いて毎日、Kリーグの試合を見ることができる。
Kリーグ1の「Friday Night Football」、Kリーグ2の「Monday Night Football」、そして既存の水曜日に行われた平日の試合は火・水曜日に分散開催され、試合が行われる日数を最大限に増やした。
ファンとの接点の拡大、中継放送とメディアへの露出効果を最大化させようという狙いからだ。
あとは選手たちが高いパフォーマンスと最後の瞬間までプレーする熱戦で、ファンの期待に応えるだけだ。
◇ベンチにノートパソコンの持ち込みOK
小型電子機器のベンチ内への持ち込みが許可される。各チームのコーチングスタッフは、ノートパソコンやタブレットを使用して、ベンチ外のコーチたちとのコミュニケーションが可能となる。これによって戦術の指示がさらに容易に、多様になる。クラブごとにカラーの違う戦術を楽しむのも、今シーズンの観戦ポイントだ。
◇新人選手も移籍、レンタルが可能に
若い選手たちの活発なレンタル・移籍を通じて、彼らの試合出場の機会を増やし、Kリーグへの適応と技量向上を図れるように、新人選手の移籍が可能に。同時に、優秀な新人選手を対象にした無分別なスカウト競争が行われないよう、新人選手の移籍関連規定が新設された。
◇起用義務の若手選手の年齢を1歳引き下げ
昨年までKリーグ1のクラブは毎試合、出場選手リストに23歳以下の若手選手を最低2人(先発1人、候補1人)以上、義務的に含める必要があった。今年からは、その年齢が22歳以下(1997年1月1日以降生まれ)と、さらに1年若くなる。
◇Kリーグアカデミーのコース開設
ピッチの外では外国人選手、引退選手のためのKリーグアカデミーのコースが開設される。
外国人選手のコースは、彼らの新たなリーグ環境と韓国文化への適応を支援し、外国人選手同士のネットワーク作りの機会を提供する。Kリーグで成功した外国人選手たちが講師となる予定だ。
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またKリーグを引退した選手が質の高いスポーツ関連職に就けるように、引退選手のためのコースも開設された。
◇ユースシステムの強化と拡大
「Kリーグ・ジュニア」にも変化が生じた。まず、「Kリーグ・ジュニア」U-18/17(高等部)大会の組み合わせ方式が変わる。前期リーグだけ地域基準でA組とB組を区分し、後期リーグは前期リーグの成績に基づいてA組とB組を分ける。実力が近いチーム同士で試合を行い、競技力を向上させるためだ。
また「Kリーグ・ジュニア」U-15/14(中等部)、「Kリーグユース・チャンピオンシップ」U-12(初等部)大会を新設し、小学生~高校生とともに低学年の選手たちもプロレベルの試合を経験できるようになる。
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