「今の状況で言及するのは不適切」
韓国代表FWソン・フンミン(28、トッテナム)は2月17日(日本時間)、ヴォルフスベルガー(オーストリア)とのUEFAヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグの前日記者会見に出席。取材陣から問われた契約延長問題についてコメントを控えた。
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今シーズン最大の関心事の一つであるだけに、記者会見が始まって最初の質問で契約延長の可否を聞かれた。しかし、ソン・フンミンは“ノーコメント”でそれに応えた。
ソン・フンミンは「今の状況で契約延長に言及するのは不適切だ。今はひたすら試合、チームに集中するとき」とし、「今はトッテナムで幸せだ。一選手として、チームの一員として頑張っている。契約延長を口にされるのは困る」と線を引いた。
ソン・フンミンはトッテナムとの契約を2023年6月まで残している。ただ、今シーズンここまで絶好調のパフォーマンスを繰り広げていることから、多くのビッグクラブから注目を浴びている。
トッテナムは昨年10月からソン・フンミンとの契約延長交渉を続けているが、新型コロナウイルス感染症の余波による財政難によって持ち越されている状況だ。最近では、ソン・フンミンがロールモデルに掲げるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(36)が所属するユベントスからの関心を報じられていた。
だが、ソン・フンミンは“契約延長問題”は一旦置き、ひとまず試合に集中する意志を示した。
ソン・フンミンは今シーズンここまで公式戦通算17ゴール13アシストと、すでに昨シーズン記録した最多攻撃ポイント(ゴール+アシスト)の数字に並んでいる。今後の去就が取りざたされるなか、ソン・フンミンは自身の持つ記録を塗り替えることができるのだろうか。
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