韓国バレーボール連盟(KOVO)が、いじめ加害者の新人ドラフト参加を防ぐことに決めた。
KOVOは2月16日に非常対策会議を開き、いじめ根絶に向けた対策を打ち出した。
KOVOは「いじめや性犯罪などに深くかかわった選手は新人ドラフト参加に全面排除し、ドラフト時にいじめ関連の誓約書を請求する計画だ」と明らかにした。
続いて、「入団後に誓約書の内容の虚偽事実が発覚した場合、永久除名など重い懲戒処分を下す計画だ」とし、いじめ加害者のVリーグ入りを座視しない強硬な立場を示した。
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また、KOVOは韓国バレーボール協会(KVA)と共同で、小・中・高・大学生及びプロ選手を対象に匿名申告が可能な被害者申告センターを設置し、被害者保護と迅速な事実確認などを進める構想を立てている。
懲戒規定も整備される。いじめ関連の懲戒可否の妥当性を検討し、KOVO懲戒規定にいじめ関連など社会的に物議をもたらした場合の懲戒事由を、選手人権保護委員会規定10条を参照し、規定を新設することにした。
プロ入り以前に発生した事例については、協会と共同で措置することを決めた。
いじめ根絶及び予防教育も実施する。スポーツ倫理センター及び協会が、傘下の連盟と協議するという契約だ。現職のプロ選手たちが母校を訪問し、後輩たちと持続的に会う“メンタリング・プログラム”を球団とともに実施する予定だ。
また、外部の専門機関に依頼し、協会と傘下連盟が合同でいじめ防止のためのウェブトゥーン及び影像を制作・配布し、幼少年の選手たちが校内暴力の深刻さを認知できる広報活動を行う。
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