韓国Kリーグ1(1部)の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)は2月16日、ジョージア代表MFヴァレリ・カザイシュヴィリ(28)を獲得したことを発表した。登録名は「VAKO(ヴァコ)」となる。
1993年1月29日生まれのカザイシュヴィリは、2010年に母国クラブのFCサブルタロでプロデビュー。以降、フィテッセ(オランダ)やレギア・ワルシャワ(ポーランド)と渡り歩き、2017年から昨シーズンまでMLS(メジャーリーグサッカー)のサンノゼ・アースクエイクスでプレーした。
6シーズン在籍したフィテッセでは通算121試合に出場し、28ゴール13アシストを記録。2014-2015シーズン、2015-2016シーズンには二桁得点をマークした。
サンノゼ・アースクエイクスでも3シーズン通算99試合に出場し、30ゴール14アシストを挙げる活躍を披露した。
ジョージア代表においても、U-17、U-19、U-21と各世代を経験。2014年にリヒテンシュタインとの国際親善試合でA代表デビューを果たした。A代表ではここまで通算53試合に出場し、11ゴールをマークしている。去る2019年9月5日に行われた韓国との国際親善試合にも出場しており、前半40分にはアシストを記録した(試合は2-2のドロー)。
2018~2020年にMLSのシアトル・サンダースFCに在籍し、カザイシュヴィリと対戦経験のあるDFキム・ギヒ(31)は、「がっちりした体格と優れたドリブル能力で、相手し辛い選手だったと記憶している。これから同じユニホームを着ることができて心強い」と期待をあらわにした。
カザイシュヴィリは「アジア王者の蔚山現代に合流できて嬉しい。目標とビジョンが明確な蔚山現代で新たな挑戦を始めることになっただけに、ACLはもちろん、国内リーグでもトロフィーを掲げられるよう、与えられた役割に最善を尽くす」と覚悟を明かした。
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