文在寅大統領が韓国スポーツ界の問題根絶を強調…相次ぐバレー選手の校内暴力発覚と関連し

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韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、文化体育観光部のファン・ヒ長官にスポーツ分野の暴力根絶を呼び掛けた。

文大統領は2月15日、大統領府でファン・ヒ新任長官のほか、チョン・ウィヨン外交部長官、クォン・チルスン中小ベンチャー企業部長官に任命状を授与する席を設けた。

任命状授与後、文大統領は歓談の場で、ファン長官に「スポーツ分野では暴力や体罰、セクハラ問題などスポーツ人権問題が提起されてきた。こうした問題が根絶されるよう、特段の努力を傾けてほしい」と要請した。

選手の校内暴力問題に揺れる韓国バレー界

文大統領は、去る2019年1月に女子ショートトラック韓国代表シム・ソクヒが性的暴行被害を告白した際、昨年夏に元トライアスロンの故チェ・スクヒョンさんが所属チームで指導者や先輩から暴行を苦に極端な選択をした際も、それぞれ大統領府首席・補佐官会議と文体部のチェ・ユンヒ2次官にスポーツの人権強化を指示していた。

こうした文大統領の要請は、最近バレーボール界に浮上したイ・ダヨン、イ・ジェヨン(ともに24、興国生命ピンクスパイダーズ)の双子姉妹、ソン・ミョングン(27、OK金融グループ)、シム・ギョンソプ(29、OK金融グループ)の過去の校内暴力問題とかみ合う。

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イ・ジェヨン(左)とイ・ダヨン

イ・ダヨンとイ・ジェヨン、そしてソン・ミョングンが直接SNSに謝罪文を掲載したのに続き、所属チームの興国生命とOK金融グループも選手に対する懲戒を発表した。イ・ジェヨンとイ・ダヨンには無期限出場停止処分が下され、ソン・ミョングンとシム・ギョンソプは今シーズンの残り試合を欠場することが決まった。

さらに、韓国バレーボール協会はイ・ジェヨンとイ・ダヨンの韓国代表資格を剝奪した。シーズン終了後のネーションズリーグや東京五輪出場も難しくなった。

韓国バレーボール連盟は2月16日、校内暴力と関連して根絶及び予防策を根絶するための非常対策会議を召集することにしている。

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