美女双子のスキャンダルで揺れる韓国バレー界…興国生命をいじめで退団した苦労人の涙が話題に

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韓国女子バレーの“美人双子”、イ・ジェヨンとイ・ダヨンを巡る議論が収まらないなか、2人の所属チームである興国(フングク)生命ピンクスパイダーズにもかつて所属し、プロ生活初となるMOMを獲得したGSカルテックスのセンター、キム・ユリ(30)の涙に注目が集まっている。

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キム・ユリは2月5日、仁川桂陽(インチョン・ケヤン)体育館で行われたアウェー戦で、古巣の興国生命を相手に3-0の完勝に貢献し、MOMとなった。

MOMとしてマイクを握ったキム・ユリの後ろには、本人以上に喜んだ人たちがいた。それはほかならぬ現在のチームメイトたちだった。キム・ユリが泣いているときはとも涙を流すなど、興国生命とは対照的なチーム状況が際立っていた。

インタビューでキム・ユリは「引退するまでできないと思っていたが、(MOMとして)活躍できてとてもうれしい」と話し、そのようなキム・ユリを見てKBSのハン・ユミ解説委員も目頭を赤くした。

(写真=KBSN)涙を流すハン・ユミ解説員

ハン・ユミ解説委員は「なぜ泣いているのか」という質問に対して、「キム・ユリ選手が苦労人だったことを知っているから…」と涙を流し、キム・ユリは「私はハン・ユミさんに泣きついた…。ベテランになるともっとつらいと言っていたが本当だ」と涙を流した。

奇しくも10年前に“いじめ”で興国生命を退団した過去

偶然にもキム・ユリは20歳だった2010年11月、かつて学閥論争とチーム不和説で騒がれ、現在もスキャンダルに揺れる興国生命に入団した若手有望株だった。

しかし、2年後にはコートを離れ、コンビニのアルバイトを転々としていた。夢だったプロの舞台から去ろうとしていた彼女は、2014年にIBK企業銀行アルトスで復帰し、2017年6月に現所属のGSカルテックスに移籍していた。

(写真=KSBN)GSカルテックスのキム・ユリ選手

レギュラー争いで遅れを取り、苦労を重ねてきた彼女は、2021年に30歳でとうとうMOMを獲得するまでに成長し、感動の逆転ドラマを完成させた。

有望株だった彼女が興国生命から退いた理由は、とあるチームの先輩にいじめられたからだという。

元代表の解説員が後輩たちにエール

ハン・ユミ解説委員は試合翌日の2月6日、自身のSNSに長文を書き込み、キム・ユリのような後輩たちへのエールを送った。

ハン・ユミは「シーズン前、リポートのため選手のインタビューに応じながらいろいろな話をしたり、逆に注目されなかった選手たちと話を交わしたりすることで、選手たちの気持ちをより深く考えるようになった」と語った。

続いて「現役時代、うちのチームの後輩たちと一緒にいる席では、自分の辛さ、悔しい気持ちを表に出さないようにし、チームワークに問題をきたさないよう個人的な感情を表に出さないようにしたが、こういう席では泣いてもいいし、誰もが認めるほど苦労していた。はからずも自分も感情移入が大きくなってしまった」と言葉を続けた。

(写真=KSBN)

また「ユリのほかにも、後ろで黙々と自分のすべきことを一生懸命しながら、チームのために自分の感情を隠し、我慢している選手は少なくない。そのような選手たちもチャンスがあればMOMに選ばれてほしいし、活躍したときは誰よりも大きな拍手を送りたい」とし、「だから、よく耐えてチャンスが来たときには掴み取ってほしい。もっと気を引き締めて、勝ち抜けるように」と激励した。

女子バレーボール元韓国代表選手として有名なハン・ユミは、現役時代は現代建設ヒルステートの看板選手として活躍。実弟のハン・ソンイは現在、KGC高麗人参公社で活躍している。

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