選手のメンタルケアと校内暴力再発防止へ…韓国バレーボール連盟が積極的な取り組みの実施を発表

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韓国バレーボール界は最近、激震が続いている。

まず、去る2月8日に有名女子バレー選手が宿舎で倒れ、病院に搬送された。命に別状はなかったが、第一発見者が「極端な選択をしたようだ」と説明したとするなど、“極端な選択”を図った可能性が浮上していた。

また、2日後の2月10日には、女子バレー選手の過去の校内暴力を暴露する書き込みがネット上で話題に。その後、本人が被害者への謝罪文を投稿する事態となっていた。

こうしたコート外での出来事が韓国国内で大きく取り上げられるなか、KOVOは2月10日、選手の心理治療と校内暴力予防のために4つの方案を設け、今後実施していくことを明らかにした。

(写真提供=KOVO)

まず、KOVOは選手の心理治療を強化していくとし、選手管理のため実施している心理治療とメンタルケアを、連盟と球団間の協力を通じて拡大実施することを明かした。

一部の球団で実施している心理治療を全球団に拡大し、専門家を招聘するとともに定期的な治療を実施。選手個人のメンタルチェックや、緊張の緩和などを行われるようにする。また、各球団に心理治療の担当者を割り当て、定期的に選手が治療を受けられる案を各球団と議論する予定だ。

次に、選手苦衷処理センターの役割強化と法的対応システムの構築を掲げた。

KOVOは選手苦衷処理センターの機能と役割をさらに強化し、球団との協業を通じて悪質コメントなどに対する法的対応システムを構築する。ポータルサイトやSNSに掲示された、人格冒涜や性的羞恥心を誘発するような内容の悪質コメントやダイレクトメッセージを定期的に球団から受け付け、法律への諮問や検討を進めた後、連盟レベルで法的対応を模索する計画だ。

また、選手個々人にも選手苦衷処理センターの機能について再度説明・広報し、悪質コメントから選手を保護する。

KOVOは悪質コメントや誹謗中傷が及ぼす影響を考慮し、選手保護のため、連盟が運営するSNSコンテンツのコメント機能も制限する。悪口や誹謗中傷、虚偽事実などの悪質コメントによって、選手やファンにネガティブな影響を及ぼすことを防ぐためだ。ただ、コメント機能の遮断によってファンとのコミュニケーションの機会が減少しかねないため、連盟は代わりにさまざまなオンラインイベントを開催し、ファンと引き続きコミュニケーションを図る計画だ。

最後に、KOVOは校内暴力予防のための緊密な協力体制の構築を挙げた。社会的な問題となっている校内暴力と関連して、KOVOは韓国バレーボール協会(KVA)及び協会傘下の小、中、高、大学連盟と協議し、予防のためのキャンペーン進行及び校内暴力根絶教育強化法案を模索する予定だ。

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