アジア王者の蔚山現代、アル・ドゥイハルに3失点完敗…大会初勝利ならず6位でクラブW杯終了

2021年02月08日 サッカー #Kリーグ
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アジア王者の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)が、8年ぶりに出場したFIFAクラブワールドカップで2戦全敗し、6位で大会を終えた。

蔚山現代は2月8日(日本時間)、カタールのアフメディ・ビン・アリ・スタジアムで行われたクラブW杯5位決定戦で開催国王者アル・ドゥイハル(カタール)に1-3で敗れた。

6位の蔚山現代は賞金100万ドル(日本円=約1億550万円)を獲得。一方、5位のアル・ドゥイハルは賞金150万ドル(約1億6000万円)を受け取った。蔚山現代はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で初優勝した去る2012年のクラブW杯当時も2試合とも敗れ、6位に終わっていた。

一時は同点に追いつくも…

蔚山現代率いるホン・ミョンボ監督はこの試合、1-2で敗れた初戦のティグレス(メキシコ)戦から先発メンバーに変化を加えた。

新加入のオーストリア代表FWルーカス・ヒンテルゼーア(29)をワントップに据え、左サイドバックが本職のDFソル・ヨンウ(22)を左サイドハーフに配置。そのほか、MFキム・ソンジュン(32)やDFジェイソン・デイビッドソン(29)らを先発起用した。

対するアル・ドゥイハルは、昨シーズンのJ1リーグ得点王の元柏レイソルFWマイケル・オルンガ(26)のほか、ブラジル人FWエジミウソン・ジュニオール(26)やカタール代表FWアルモエズ・アリ(24)、モロッコ代表DFメディ・ベナティア(33)らが先発に名を連ねた。

(写真提供=ロイター/アフロ)蔚山現代のユン・ビッカラム(左)

蔚山現代はティグレス戦よりも攻撃地域でのボール所有時間を増やし、先制のチャンスを狙った。しかし、個人技に優れるアル・ドゥイハルのカウンターに脅かされ、前半3分にはエジミウソンのゴールがオフサイドの判定で取り消されるなどピンチも招いた。結局、同23分にエジミウソンが右足で放ったシュートを防ぎきれず、アル・ドゥイハルに先制を許してしまった。

蔚山現代は後半17分にMFユン・ビッカラム(30)のゴールで一時同点に追いつくも、直後の後半21分に途中出場のFWムハンマド・ムーンターリー(27)に逆転ゴールを喫する。そして同36分、アルモエズ・アリにとどめとなる3点目を許し、最終的に1-3で試合を終えた。

大会を終えた蔚山現代の選手たちは本日(2月8日)、国際サッカー連盟(FIFA)のチャーター便で韓国に帰国する予定だ。

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