「不確実性の中で待つしかない」東京五輪予選プレーオフの再延期に困惑する女子サッカー韓国代表

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女子サッカー韓国代表が戦う東京五輪アジア最終予選プレーオフが再び延期となった。

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韓国サッカー協会は2月2日、アジアサッカー連盟(AFC)の決定により、同月19日と24日にホーム&アウェー方式で開催予定だったプレーオフが4月の女子Aマッチ期間(4月5~13日)に延期されたことを発表した。

またしても延期だ。元々、プレーオフは昨年3月に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、一度は同年6月への延期が決定した。ただ、東京五輪本大会の2021年開催が決まったことで、プレーオフも翌年へと延びた。最初の延期からすでに約1年以上も経過している。

(写真提供=韓国サッカー協会)女子サッカー韓国代表

韓国サッカー協会と中国サッカー協会は2月開催に前向きだった。徹底した防疫と検査を行う代わりに自主隔離期間を免除し、日程を消化する案を検討していた。だが、AFCと国際サッカー連盟(FIFA)は大会を延期する決定を下した。

協会関係者は「両国の新型コロナの状況が影響したものとみられる。感染者の拡大が収まらないことから、プレーオフの強行は無理だと判断したようだ。五輪前に本戦出場国を決定すれば良いので、急ぐ必要はないと感じたのではないか」と述べた。

「ストレスを感じざるを得ない」

ただ、選手としては今回の延期決定は空しいだろう。

コリン・ベル監督率いる女子サッカー韓国代表は先月18日から全羅南道(チョルラナムド)康津(カンジン)でキャンプを実施し、プレーオフに向けたトレーニングを行っていた。今月中旬には海外組も韓国に入国し、済州(チェジュ)島で最終調整を行う予定だった。しかし、今回のAFCの決定によってスケジュールは白紙に。代表チームは3日午前に解散した。

問題は4月の開催さえ確信できない点だ。世界の感染状況は依然として深刻であり、韓国国内でも宗教団体の集団感染が発覚した。防疫が困難な状況だ。

協会関係者は「代表チームの指導者や選手たちがストレスを感じざるを得ない。現時点で言えることは何もない。不確実性の中で待つしかない」とため息をついた。

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