1月31日、ペスカドーラ町田が町田市立総合体育館にてFリーグ2020-2021ディビジョン1第6節、フウガドールすみだと試合を行った。
試合はファーストピリオド3分、ペスカドーラ町田・毛利元亮が先制点を奪い、15分にクレパウジ・ヴィニシウスが追加点を決める。セカンドピリオド23分にもクレパウジ・ヴィニシウスがダメ押しゴールを決め、このゴールが前人未到のFリーグ通算300得点目となった。
3点ビハインドとなったフウガドールすみだは、6分57秒を残し、中田秀人をGKのユニホームで投入し、パワープレーを開始。パワープレーで37分に宮崎曉が1点を返すも、試合は3-1で終わり、ペスカドーラ町田が勝利を収めた。
試合後、ペスカドーラ町田のルイス・ベルナット・モリーナ監督は試合を振り返り、「前半からいい集中力で戦えた。上位に入れるチームである力も示すことができた」とし、「若いチームで結成された町田だが、その若い選手たちが一つひとつ成長し、試合運びや何をすべきかということをしっかりと判断できた試合だった。ベテラン勢の力が若い選手に伝わり、若い選手もそれを感じ、一人ひとりの歯車がかみ合い、力を発揮できた試合でもあった」とコメントした。
また、前人未到のFリーグ通算300得点をマークしたクレパウジ・ヴィニシウスについて、「見ての通りの決定力。彼の持ち味は、決められるところで、素晴らしいシュートを決められる冷静さや、判断力。リーグのなかでも、とても賢い選手」と評価し、「自分がどこで強みを出せるのか。どこまでを自分がやれるのかという限度を、瞬時に見ている。相手の意表を突くことや、ずる賢さ。そういった彼の能力が、結果として表れている」と説明した。
また、今シーズンに関しては、一度もやったことがないフィクソとしてスタートすることになったが、それでも「結果を残せる」と評価し、「自分の持ち味をどのポジションでも存分に発揮する判断力」を見ることができたと称えた。
金山友紀キャプテンも一緒にプレーしていて、「選択肢をいくつも持っている。パスも出せるしシュートも打てる。ドリブルは今はそれほどやらなくなったが、やるときはやる。開幕戦の横浜との試合でサイドを突破してドリブルで縦に行ったシーンでは、状況判断などすべてにおいて本当に頭のいい選手だなと感じた」と話した。
(文=玉 昌浩)
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