かつてオリックス・バファローズや福岡ソフトバンクホークスに在籍したイ・デホ(38)が、ロッテ・ジャイアンツと再契約を結んだ。
ロッテは1月29日、自由契約選手のイ・デホと契約期間2年の総額26億ウォン(日本円=約2億6000万円)で契約したことを発表した。
26億ウォンの内訳は、契約金と年俸が各8億ウォン(約8000万円)、優勝オプションが毎年1億ウォン(約1000万円)となっている。
1982年6月生まれのイ・デホは、2001年に新人ドラフト2次1ラウンドを通じてロッテに入団。その後、2012~2013年のオリックス・バファローズ在籍を経て2014年から福岡ソフトバンクホークスに移籍すると、球団の日本シリーズ2連覇に貢献。2015年には韓国人選手として初めて日本シリーズMVPに選出された。
以降はシアトル・マリナーズに1シーズン所属し、2017年に古巣ロッテに復帰。ロッテでプレーした過去15シーズンで通算1715試合に出場し、打率0.309、332本塁打、1243打点を記録した。
2020シーズンは144試合に出場して打率0.292、20本塁打、110打点の活躍でチームをけん引。なお、通算332本塁打と通算1243打点は球団歴代1位記録でもある。
球団は海外進出時期を除いてイ・デホがロッテ一筋を貫き、ファンから絶大な支持を得るベテラン選手として、チームに貢献できる点があると評価した。
イ・デホは「契約が遅くなりファンに申し訳ない」とし、「それでも、春季キャンプ開始直前に良いニュースを伝えられて幸いだ」と心境を明かした。
また、「今回の契約を通じて17年間“ロッテ・マン”としてプレーすることになるが、これまで球団が本当に多くの気遣いをしてくれた。良い対話をしながら、良い条件で契約することができて球団に感謝したい」と述べた。
イ・デホは契約期間の目標について「2年以内に韓国シリーズで優勝した後、現役を引退したいと思っている」と語った。
「今回の契約に優勝オプションを含めた。チーム優勝時に受け取る1億ウォンは、地域の恵まれない人々のため100%寄付する条件が含まれている。チームの優勝のためにできることは何でもする。後輩たちのため、私が持っているノウハウをすべて伝えたい」と、正規シーズン初優勝及び1992年以来の韓国シリーズ制覇へ並々ならぬ決意を明かした。
イ・デホは、来る2月1日から釜山の社稷(サジク)球場で行われる春季キャンプに合流する予定だ。
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