“韓国の至宝”イ・ガンイン、今冬での移籍説浮上も結局はバレンシア残留か

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韓国代表MFイ・ガンイン(19)は結局、バレンシアに残留することになるのだろうか。

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1月も終わりが近づいているが、イ・ガンインの進退は依然として五里霧中だ。

スペインメディアはレアル・ベティスやモナコを候補に挙げているものの、実際に具体的な動きはない。以前にはマンチェスター・シティがイ・ガンインを注視しているともされたが、今ではもはや名前も出ていない。

こうした状況もあり、イ・ガンインは今冬の移籍市場でチームを離れず、来夏以降に移籍を持ち越す可能性が浮上している。

(写真提供=韓国サッカー協会)イ・ガンイン

元々この時期の移籍は簡単なものではない。冬の移籍市場では通常、戦力補強が急務なチームか、当面の持ち直しが必要なチームが即戦力の獲得を試みる。

加えて、現在の欧州サッカー市場は新型コロナウイルス感染症の余波で低迷中だ。各クラブは入場収入や放映権、マーケティング収入などが蒸発したため財政的に厳しい。当然、選手獲得にも慎重になり、大金を払うことは困難になった。これらが、イ・ガンインの移籍が進まない背景と言えるだろう。

移籍の可能性が低いとはいえ、ただ残念なだけではない。

出場機会に恵まれていなくても、イ・ガンインは着実にプレータイムは得ている。今シーズンここまで先発と控えを行き来しながら13試合に出場、640分を消化し、すでに昨シーズンの総出場時間を超えた。最高の状況ではないとはいえ、最悪と言い切るほどでもない。

イ・ガンインはバレンシアの契約延長オファーを拒否したと伝えられている。来夏になれば契約期間が残り1年となり、イ・ガンインがフリーで退団する可能性も出てくる。焦っているのはバレンシア側だ。

イ・ガンインとしては、今シーズン終了後は比較的余裕をもって新天地を探すことができるだろう。適正な水準の移籍金であれば、彼の獲得を望むチームも出てくるはずだ。

バレンシアも慰留に努めるだけではいかない局面に入る。イ・ガンインが残りのシーズンである程度活躍を見せられれば、来シーズンには新天地に移籍することになるかもしれない。

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