韓国女子ゴルファーのユ・スヨン(27)が新シーズンへの意気込みを語った。
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2021シーズンの韓国女子プロゴルフ(KLPGA)正規ツアーは、来る4月8日の「ロッテレンタカー女子オープン」から幕を開ける。
現在は全国各地で多くの選手がトレーニングに励んでいるが、なかでも“地獄のレース”と呼ばれたシード順位戦を勝ち抜き、首位で正規ツアーに参戦するユ・スヨンへの関心が高まっている。
昨年11月に行われた「KLPGA正規ツアーシード順位戦」には、予選免除者を除く363人の正会員が参加した。そこでユ・スヨンは、本戦で通算10アンダーの「206(66-68-72)」を記録し、362人の競争者を抜いてトップ通過の栄光を手にしたのだ。
シード順位戦当時を振り返ったユ・スヨンは「大会前は10位以内を目標にしていたが、第1ラウンドを1位タイで終えたことで目標を8位に上方修正した」と語ると、「単独首位でスタートした最終ラウンドはいつにも増してコンディションとショット感覚が良く、最終的にトップという成績で終えられた。正規ツアーに復帰できて本当に嬉しい」と喜びを表した。
1993年7月生まれのユ・スヨンは、2012年6月に韓国女子プロゴルフ協会へ入会。2014年11月のシード順位戦で73位となり、翌2015シーズンに正規ツアーデビューを果たした。だが、正規ツアーの賞金ランキングで勝ち抜くことができず、以降は正規ツアーとドリームツアー(2部)を行き来するシーズンが続いていた。
ユ・スヨンはこれまでKLPGAツアー計197大会(正規ツアー89大会、ドリームツアー76大会、ジャンプツアー32大会)に出場。最高成績は2018年4月の「ネクセン・セントナインマスターズ2018」で記録した8位で、同年10月にはメジャー大会「第19回ハイトジンロチャンピオンシップ」で9位入賞も果たしている。
正規ツアーへの思いを聞かれ、「私にとって正規ツアーはプロになる前からずっと“夢の舞台”だった。色んなコースと接したかったし、好きなゴルフを毎日やりたい気持ちが大きかった。そのために、正規ツアーに進出しようと努力した」と答えたユ・スヨン。
彼女がロールモデルとするゴルファーは、日本で2度賞金女王に輝いた“スマイル・キャンディ”ことイ・ボミ(32)。「幼い頃からイ・ボミ先輩を尊敬し、雑誌や記事を収集していた。長い間トップの座を守った実力を見習いたいし、パワフルなスイングと明るい笑顔でポジティブなエネルギーを発散する姿も学びたい。自分もファンに笑顔を伝播できる選手になりたい」とユ・スヨンは笑顔で語った。
また、「“強い人が長く生き残る”という言葉より、“長く続けられる人が強い人”という言葉が私に響いた。今後も正規ツアーに出場し続け、いつかは10年連続で正規ツアーで活動したゴルファーが入れる“K-10クラブ”に入りたい。体力が残っていれば、40歳まで正規ツアーでプレーしたい」と目標を話してくれた。
最後に、ユ・スヨンは今シーズンの意気込みをこう語った。
「夢のような正規ツアーに再び挑めることになった。率直な目標では“幸せなゴルファー”になりたいが、プロ選手は実際に成績がついてきてこそ幸せも訪れるもの。ポジティブなマインドでプレーすれば、成績も自然とついてくるはず。私はコースの中で“自分が生きている”ことを実感する。今シーズンはさまざまなフィールドを回りながら、ゴルフそのものをもっと楽しみたい」
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