韓国Kリーグ1(1部)の大邱FCは1月19日、元韓国代表FWイ・グノ(35)をレンタル移籍で獲得したことを発表した。レンタル期間は1年間だ。
1985年4月生まれのイ・グノは、2004年に仁川ユナイテッドでプロデビュー。その後、2007年に大邱FCに移籍し、2008年までの2シーズンで通算59試合23ゴール9アシストを挙げる活躍を披露した。
在籍期間に2年連続でKリーグベストイレブンに選ばれ、韓国A代表にも抜擢されるなど、大邱FCから飛躍を始めたイ・グノ。そんな彼に向けて、ファンは大邱FCのエンブレムにある太陽と関連して“太陽の子”という別名をつけていた。
以降、イ・グノはジュビロ磐田、ガンバ大阪とJリーグでのプレーを経て、蔚山現代、尚州尚武(現・金泉尚武)、アル・ジャイシュSC(カタール)、全北現代モータース、済州ユナイテッド、江原FCなど、複数のクラブを渡り歩いた。
そして、2018年に蔚山現代に2度目の加入を果たすと、2020シーズンのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇など、チームのタイトル獲得に貢献した。
イ・グノはこれまで、Jリーグで通算88試合32ゴール、Kリーグで通算297試合73ゴール52アシストをマーク。韓国代表としては国際Aマッチ84試合に出場し、19ゴールを記録した。
豊富な運動量と優れたスピード、味方との連係プレーを持ち味とするイ・グノは、多様な攻撃オプションを消化することができる。さらには、長年の経験による判断力まで兼ね備えている。今回のイ・グノ獲得は、KリーグをはじめACLでも好成績を狙う大邱FCの大きな力となるはずだ。
13年ぶりに大邱FCに復帰したイ・グノは「大邱は私にとって第2の故郷だ。また大邱に戻って来られただけに、私が受けた機会と愛を大邱のファンと市民の皆さんにお返ししたい。感無量だ」とし、「リーグ上位の維持だけでなく、ACLプレーオフも控えるなど、チームにとって重要な1年だと思う。グラウンドで最善を尽くすので、多くの関心と愛をお願いしたい」と覚悟を語った。
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