韓国の国民体育振興公団が発行する、スポーツトトの受託事業者であるスポーツトトコリアが1月19日、違法スポーツ賭博を根絶し、市民による積極的な通報を促すため、違法スポーツトト通報センターへの通報褒賞金を2倍に引き上げると発表した。
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現在、違法スポーツトト申告センターでは、違法賭博サイトへのアクセスが遮断された場合、申告者に1件当たり5000ウォン(約500円)の商品券(1人当たり月40万ウォン・約4万円が限度)を支給しているが、2月からは最大で1件当たり1万ウォン(約1000円)の文化商品券を支給するなど、報奨金を2倍に拡大した。
今回、褒賞金の支給が拡大された理由は、インターネット、SNSなどを通じて不法スポーツ賭博が拡散している状況において、市民の積極的な通報を促すためだ。
国民体育振興法によると、不法スポーツ賭博の運営および利用は、それぞれ7年以下の懲役または7000万ウォン(約700万円)以下の罰金、5年以下の懲役または5000万ウォン(約500万円)以下の罰金の処罰を受ける明白な犯罪行為だ。
違法スポーツ賭博サイトの申告方法は、違法スポーツトト申告センターに情報を提供するか、オンライン申告センターにアクセスして本人認証などを行ったあと、違法スポーツ賭博サイトのURLやアクセス情報(ID、パスワード、推薦者など)を提供することで可能となっている。
スポーツトトコリアの関係者は「違法スポーツ賭博サイトを遮断するには、市民の積極的な通報が切実な状況」とし、「違法スポーツ賭博の根絶に、より積極的に対処する一方、市民の自発的な参加を促すために報奨金を上方修正した」と伝えた。
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