Fリーグ、横浜が名古屋に敗戦。前田監督「“最初の5分”ですべてが決まった」

2021年01月15日 スポーツ一般 #玉昌浩
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1月15日、Y.S.C.C.横浜は横浜武道館にてFリーグ2020-2021ディビジョン1第21節、名古屋オーシャンズとの試合を行った。

試合はファーストピリオド19分、名古屋オーシャンズのコーナーキックから平田・ネト・アントニオ・マサノリのゴールを許し、セカンドピリオド21分にもセットプレーから水谷颯真、28分にはスパウット、35分にはペピータにゴールを奪われ、0-4でY.S.C.C.横浜の敗戦となった。

試合後、Y.S.C.C.横浜・前田佳宏監督は「今日が横浜でやるホーム最終戦だったので相手が名古屋さんだとはいっても、できれば勝ち点を取りたかった。やっぱり力の差があったというのが正直なところ。ただ、特に前半は自分たちのプラン通りに進んでいた。僕はこの試合を“最初の5分”ですべてがわかる、“最初の5分”ですべての流れが決まると選手たちに言っていた。その“最初の5分”に、自分たちのチャンスがあったなかで、決め切れなかったことが、ゲームを難しくした」と試合を総括した。

名古屋オーシャンズについて「日本で一番のチームであるし、チャンスの数でいったら圧倒的に彼らにあると思っていた。ただフットサルというゲームは、必ず少ないながらもこちら側にもチャンスが来る。それを決めないとゲームがこうなってしまう」と話した。

(写真提供=©Y.S.C.C.)Y.S.C.C.横浜

ゲームプランについては、「前半はリードして後半に行きたかった。今すべてのFのチームと一巡したが、すべての試合で最初に自分たちにチャンスが来ている。そのチャンスが今日も来ると思っていたので、それを決めて1-0なのか2-1なのかはわからないが、リードする想定だった。リードの想定が0-1となってしまい、そもそも違う感じになってしまった」と述べた。

失点して折り返したものの、「それほどプランの変更はなかった」という。「なぜかというとプランを変更しなくてもカウンターからチャンスは来ると思っていたからだ。ただ、切り替えの遅さから2失点目を許したので、最初のプランが崩れてしまった。そこから取り返すためには、もともとの武器である前プレスで、前でカットできるかというところだったが、そこは名古屋さんで、なかなか甘くはなかった。3つ目、4つ目と失点してゲームが進んでしまった」と振り返った。

名古屋オーシャンズ相手に前半の長い時間をゼロで抑えた守備については、「もともと僕らは前プレスが代名詞だが、名古屋さんと比べたときに自分たちの強みは何かと考えたところ、若さとスピード感だと思ったので、相手の攻撃を引き込んで裏にスペースを作ってカウンターで仕留める狙いだった。もともと前プレスをずっと積み上げてきたチームだったが、この順位になって勝ち点を取っていかないといけなくなったので、引いて守る戦略に今トライしている」と説明し、「名古屋さん相手にも長い時間ゼロでいけたというのは大きな自信になるので、こういうものも一つの武器にしていければ」と評価した。

(文=玉 昌浩)

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