女子フィギュアで9年ぶり快挙を達成したイム・ウンス、「ポスト・キム・ヨナ」の素顔

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特に今大会はイム・ウンスがトレーニングを行うロサンゼルスに近いアナハイムで開催され、正月連休直後の2月7~10日に開かれるため意味が深い。

彼女は「正月にハードなトレーニングをして、いい結果を出したい」と話す。明言こそなかったが、いつかは超えなければならないスコア、200点を目指している。ISUが公認する国際大会で彼女が出した自己最高スコアは、グランプリ日本大会の196.31点。その大会、イム・ウンスは6位だった。結局のところ、200点を超えてこそ国際大会で上位圏に入ることができる。

イム・ウンスは200点に関する質問に、「四大陸フィギュアスケート選手権と世界選手権など、重要な2つの大会が残っている。クリーンな演技で試合に仕上げたい」と話した。「クリーン= 200点以上」ということだろう。イム・ウンスは「正月の連休と週末が続くので、多くの方々が私の演技をテレビで見るはず」と、自分の名前を広く伝えるきっかけを作ると約束した。

イム・ウンスは3月に、れっきとした高校生になる。「高校生になるということを自分でも信じられないくらい、時間が経つのが早い。それくらい長くスケートをしているということ。友達と一緒に過ごす機会が少ないことは残念」と、スケーターとしての運命を受け入れていた。

インタビューに応じるイム・ウンス

クッキー作りが趣味の彼女だが、最近は化粧品にも関心が多い女性に変身している。イム・ウンスは、「フィギュアが運命であることを感じたことはあるか」という質問にじっくり考え、「昨年つま先の骨折で苦労した記憶がある。最悪の状況でも、目標にしたことは最終的に成し遂げることが多かった。そんな時、自分にはフィギュアがよく合っているという感じを受ける」と打ち明けた。

同じ所属事務所で、多くのアドバイスを受ける大先輩キム・ヨナは、困難なときほど力になる存在だ。「ヨナオンニ(お姉さんという意味)に似ているといわれるけど、まだまだ…」と長い道のりであることを前置きした彼女は、「ヨナオンニはさまざまな経験をもとにした、多くのアドバイスをしてくださる。大きな助けになる」と伝えた。

2人には似たところが、もうひとつあった。困難にぶつかったとき、心のなかで唱える台詞がまったく同じなのだ。

イム・ウンスは「“これもいつか過ぎ去る”という考えをよくする」と話していたが、キム・ヨナが好きな言葉と同じだと伝えると、そっと微笑んでうなずいた。

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