12月30日、群馬県立敷島公園サッカー・ラグビー場にて、第44回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会決勝が行われた。
FC東京U-18とサガン鳥栖U-18の決勝戦は、前半2分に谷村峻のゴールでFC東京U-18が先制するも、サガン鳥栖U-18が前半11分に中野伸哉のゴールで同点に追いつき、後半28分には途中出場の石原央羅のゴールで逆転。それでもFC東京U-18は小林慶太のゴールで再度同点とする。
決勝点は後半45分。サガン鳥栖U-18・石原央羅の右からのクロスを田中禅が胸トラップで前にコントロールして左足を振り抜き、試合を決めた。
試合後、サガン鳥栖U-18・田中智宗監督は、決勝ゴールを決めた田中禅について「大舞台に強かった。最後の最後まで走れる」と評価した。また、後半途中出場で1ゴール1アシストの活躍を見せた石原央羅について、「この一年なかなかスタートでは出せなかったが、爆発的なスピードがあるので、残り20分、25分のところで出したら絶対に仕事をしてくれる選手だというのはわかっていた。思っていた以上の仕事をしてくれて、すごいと思った」と話した。
(文=玉 昌浩)
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