12月27日、「天皇杯JFA第100回全日本サッカー選手権大会」準決勝が行われた。等々力陸上競技場ではJ1王者・川崎フロンターレとJ3王者・ブラウブリッツ秋田の試合が行われた。
試合は前半39分、中央で家長昭博、レアンドロ・ダミアン、大島僚太とつなぎ、最後は三笘薫がゴールに流し込み川崎フロンターレが先制。後半38分には田中碧が直接フリーキックを決め、2-0で川崎フロンターレが勝利を収め決勝戦へと駒を進めた。
試合後、先制点をアシストした大島僚太は「(三笘)薫があの時点で相手より内側に入っていたし、しっかりつけられれば薫が前に運んでくれるだろうという感覚だった。そこに行くまでの過程で昭さん(家長昭博)、(レアンドロ)ダミアンと、近い距離で人数が上手くかかわった過程のほうが上手くいったと思う」とコメントした。
決勝進出を果たした鬼木達監督は、「今シーズン複数タイトルを取ろうという形で進めてきたので、天皇杯の決勝に進めたことをうれしく思う。ただタイトルを取らないと意味がない。そこは自分も何度も経験してきているので、その違いということもわかっている。とにかくチームとしても、天皇杯という取ったことのないタイトルをみんなで勝ち取りたい。そのためには自分たちらしいサッカーを決勝の舞台でしなくてはいけない。とにかくそこに集中してやっていきたい」と話した。
(文=玉 昌浩)
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