彼がアジアカップ出場で所属チームを離れている間に、トッテナムは主砲ハリーケインとイングランド代表デレ・アリが相次いで負傷したからだ。
実際に戦力に空白が生まれたトッテナムは、2試合連続で落とし、リーグカップとFAカップのいずれも脱落した。プレミアリーグで順位をキープすることも難しいとの声も上がった。
しかしソン・フンミンが復帰戦から救世主としての役割を果たし、チームを逆転勝利に導いた。アジアカップで低迷していたソン・フンミン自身にとっても、気持ちの切り替えになったに違いない。
試合後、英メディア『デイリー・メール』は、「帰ってきた英雄ソン・フンミン、トッテナムの勝利を導いた」と見出しを打って絶賛。「ソン・フンミンが戻ってきて、トッテナムが勝った。偶然と考えてはいけない」とし、「ソン・フンミンは最近トッテナムが何を失っていたのかを見せてくれた。ソン・フンミンは疲れも見えたが、切なる姿でワトフォードの守備陣を翻弄した」と伝えた。
ソン・フンミンの復帰がチームに大きな影響を及ぼした点を強調したわけだ。
欧州サッカー統計サイトである『WhoScored.com』も、ソン・フンミンに両チーム合わせて最も高い評価である8.2点を与えた。決勝ゴールを決めたジョレンテと、サイドバックのダニー・ローズが8.1点でその後を追った。その3選手以外で、8.0点以上の評価を受けた選手はいなかった。
トッテナムは来る2月2日、先日韓国代表引退を公表したキ・ソンヨンが所属するニューカッスル・ユナイテッドと、プレミアリーグ第25節で対戦する。ソン・フンミンが2試合連続ゴールを決めるか、注目したい。