エリク・テムズ(34)が合流した巨人は幸せな悩みを抱えている。
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巨人は直近2年の日本シリーズで、福岡ソフトバンクホークスに2年連続4連敗を喫する屈辱を味わった。名門球団としてのプライドは大きく傷つけられた。
そんな巨人は現在、ストーブリーグで選手補強に乗り出し、再び日本一の座を目指している。
かつて韓国プロ野球で40本塁打と40盗塁に成功したテムズを迎え入れ、さらには米メジャーリーグ通算196本塁打の記録を持つジャスティン・スモーク(34)も獲得目前としている。
“巨砲型打者”の合流に、巨人は打線の構想に悩みを深めるだろう。原辰徳監督は1番・梶谷隆幸、2番・坂本勇人、3番・丸佳浩、4番・岡本和真という構想を明かしているが、外国人打者も加われば開幕戦の打順にも変動があり得る。
ただし、問題はテムズとスモークがどれだけ早く日本の野球に適応できるかだ。
テムズは韓国プロ野球時代から内角の低い球に弱点を見せてきた。これを日本の投手たちも見逃すはずがない。
日本にはさらに精巧で速いボールを投げられる投手が韓国よりも多く存在する。短所を克服できなければ、巨人の構想する強力打線からも外されかねない。
合流間近とされるスモークもアジアの野球に適応できなければ、巨人の日本一奪還は困難な見通しだ。幸せな悩みに陥った巨人は来シーズン、日本シリーズで再び笑顔を見せることができるだろうか。
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