12月24日、Kリーグ1の水原三星ブルーウィングスが、FWアダム・タガートの移籍を公式発表した。
タガートは水原三星からJリーグのセレッソ大阪に移籍することが決定。両クラブはタガート移籍に関する協議と手続きを終え、移籍金は両クラブの合意を受けて非公開となっている。
かつてはイングランド・プレミアムリーグのフルハムにも在籍していたタガート。2019年に水原三星へ加入し、Kリーグ参戦初年度から20ゴールを決めて得点王に輝いた。
水原三星での活躍が評価され、オーストラリア代表にも選ばれ国際舞台でも活躍するなど、第2の全盛期を迎えた。しかし、今季は不調と負傷が重なり、23試合で9ゴールにとどまった。
タガートは水原三星に在籍した2年間で、Kリーグ1、アジアチャンピオンズリーグ(ACL)、FAカップを合わせた通算65試合に出場し、31ゴール2アシストの記録を残している。
現在、オーストラリアに滞在中のタガートは映像を通じて、水原三星サポーターへ別れの挨拶を送った。
「良い時期も悪い時期も支えてくれた水原サポーターの皆さんのことは絶対に忘れない。これからはサポーターの皆さんと同じ気持ちで水原を応援していく」と伝えている。
一方、移籍先のセレッソ大阪は今季、ミゲル・アンヘル・ロティーナ前監督のもとリーグ戦を4位で終え、来期はレヴィー・クルピ氏が指揮を執ることが決定している。
また、クラブの顔として8番を背負ったFW柿谷曜一朗(30)と、DF木本恭生(27)が名古屋グランパスへ移籍。ほかにもFW都倉賢(34)、FWブルーノ・メンデス(26)、MFレアンドロ・デサバト(30)など、複数のアタッカーを放出しており、今回獲得したタガートにはスコアラーとして大きな期待が寄せられている。
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